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グルマン温故知新:三越前〈L'appétit〉洋食の親しみとフレンチの満足感

  • 2025.9.16
シーフードドリア
BRUTUS

L'appétit(三越前)

洋食の親しみとフレンチの満足感

骨格のしっかりしたフランス料理と洋食の楽しさが一つに。ありそうでなかった店の仕掛け人は、東京・日本橋のフレンチ〈ラぺ〉のオーナー松本一平シェフだ。若き日に修業を経験し「自らの原点」と話す洋食の味を新しい形で表現している。

メニューには、馴染み深い洋食の料理名が並ぶ。見た目もシンプルだが、豚足や豚耳などのアバ(内臓)を加えたメンチカツの口溶け、ドリアに潜むクラシックなソースの濃厚さなど、味わいは確かにフレンチ!ワインは王道のマリアージュが揃うペアリングで間違いなし、ノンアルコールの提案も秀逸だ。

シーフードドリア
シーフードドリア 味のベースは、スープ・ド・ポワソン。貝のだしを加え、サフランで香りづけをしたベシャメルソースに、白ワインが進む。皮をクリスピーに、身はミキュイ(半生)に仕上げたイサキの火入れも素晴らしい。ドリアはほかに、エビとアメリケーヌソースなどのバリエーションも。ディナー9,075円のコースから。
ラペティ メンチカツ
ラペティ メンチカツ 手で食べる気軽さで、味わいはフロマージュ・ド・テット(豚の頭の煮こごり)というサプライズ。今ならイカを加えるなど季節のアレンジも。野菜の付け合わせも、レストランクオリティ。ディナー9,075円のコースから。
馬肉のオープンサンド
馬肉のオープンサンド ビストロ定番のタルタルを、オープンサンドで。卵黄入りマスタードを塗った神楽坂〈しかたらむかな〉のカンパーニュが、ケイパーなどのキレが生きたタルタルによく合う。こちらはランチ6,050円のコースから提供。

厨房はフランスで3年修業し、〈ラぺ〉でスーシェフも務めた廣瀬翔太郎シェフが仕切る。付け合わせの野菜の酸や香りの効かせ方など細部までガストロノミーの技が生きた味も、経歴を聞けば納得。新メニューの考案にも意欲的だ。遊び心があり、満足度は高く、立地を考えれば驚く良心価格。通いたくなる。

愛媛県出身、小料理屋を営む家に生まれ、料理に親しんで育った廣瀬シェフ
愛媛県出身、小料理屋を営む家に生まれ、料理に親しんで育った廣瀬シェフ。
三越前〈L'appétit〉
〈ラぺ〉からは徒歩2分、カウンターが中心。

Information

L'appétit

東京メトロ三越前駅A1・A4出口から徒歩3分。2025年7月6日オープン。サービス料10%。ランチコースはアミューズからデザートまで5品で、締めの食事は追加。ラペティカレー900円~ほか。ワインとノンアルコールは〈ラぺ〉支配人でソムリエの田中智人さんが監修。

〈ラペティ〉
住所:東京都中央区日本橋本町1-4-1 2F
TEL:050-1725-1194
営:11時30分~12時30分LO、18時~19時30分LO
休:火曜休、不定休
¥:生ビール1,000円、グラスワイン約13種1,200円~。ランチコース6,050円~、ディナーコース9,075円~。ワインのハーフペアリング(300㎖)6,050円~。
席:カウンター8席、テーブル2卓4席。

*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。

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