パリ、真夏の夜はバーで乾杯【夢見るパリ】

 

7月後半からパリジャンは次々とヴァカンスへ旅立ちます。ヴァカンス前ほどみんな浮き足立っている時はない！

毎年、夏のヴァカンス前は1ヶ月以上会えない友達と大勢で集まります。

 

夏の夜、集まる場所といえばやっぱりバー。

今回はパリのバーをご紹介します。

 

Rehab Saint -Honoré

こちらのバーは入り口がわからない場所にあって、ホテルのレセプションに聞かないと辿り着けない隠れ家的なバー。
レストラン２つを抜けた後の扉を開けると薄暗い闇、階段を降りるとバーがあります。部屋はいくつかあって、どのお部屋も特徴的なデザインです。

 

こんな入り口がわからないバーはパリにはたくさんあります。
一杯飲むだけでもゆっくり過ごすもOK。

 

Bar Nouveau

アール・ヌーヴォーの木枠の美しい曲線の外観で、パリらしいバー。「世界のベストバー50」にも選ばれています。

小さなカウンター中央に1人のバーテンダーがいらっしゃいます。
全てのカクテルを制覇しましたがどれも美味しい！

 

クリムトの作品からインスピレーションを得たカクテルは金粉や花びらを乗せた繊細なバー。

バーテンダーの方の手捌きに見惚れてしまいます。

 

ヨーグルトのカクテルは一旦マイナス20どの冷凍庫に入れ、表面が盛り上がって来たところで出来上がり。シェルのスプーンで食べるカクテル！

 

Terrace Mikuna

BHV デパートの屋上にあるテラス。
向かいにあるパリ市庁舎やサン・ジェルヴェ教会、エッフェル塔の眺めが最高です。

 

夕暮れ時の景色を目に焼き付けて。

 

Stand TORA

小さな隠れ家的なバー。パリの日本食レストラン「国虎屋（KUNITORAYA）」の系列です。

店内に入ると懐かしいお香の香り。一瞬にして京都の夜のバーに移動したような感覚に。珍しい焼酎、ゆず酒、日本酒が飲めて凄く嬉しい。フランス人にもかなり人気の場所です。

 

グラスも可愛いです。

 

La Tour d’Argent

鴨料理で有名なトゥール・ダルジャン。レストランの屋上はテラスになっていて、私が1番好きなバーです。ノートルダム寺院やエッフェル塔、パンテオン、サクレクール寺院、バスティーユ全てが見渡せます。

10年前、ジョルジュ サンクのソムリエの方にカーブに招待していただいたことがありました。
「フランスで1番多くのワインを所有しているのはトゥール・ダルジャン」と聞いたことがあり、その数45万本だそうです。さすが、45€ほどの安さでかなり美味しいワイン！

 

大テーブルが1番の高い場所にあり、いつも6人以上で伺います。お花がたくさん植えてあり、空の上のお庭！
夜中までみんなと話し笑い転げた夜は忘れられない夜です。

 

Rojo

マレ地区にあるカフェ「Sevenly Heart」の2号店で今話題の「Rojo」。

いつも行列で賑わっています。静かな細い通りにバーはありますが店内は大賑わい。

 

この内装が可愛い！日本人女性がサービスしてくれてカクテルを選びました。

 

Le jardin Allain Ducasse

バカラ美術館閉鎖後、バカラとアランデュカスの共同のレストラン＆バーへ。

開放的なお庭でシャンパンで乾杯です。

 

2階にも素敵なサロンがあるそうです。
至る所にあるバカラのシャンデリアが豪華！
ショップも併設されていてレアなバカラが購入できます。

ヴァカンス後にまたみんなで集まるのが楽しみです。

 

あなたがもしパリに訪れたなら、ぜひ“パリのもう一つの顔”も覗いてみてくださいね。

 

 

text：竹内 仁海

パリ在住13年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。

Instagram：@melodiesgraphiques