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【徹底比較】ダイソーvsキャンドゥ電動ドライバー対決!価格差220円の性能差は?

  • 2025.9.6

なぜダイソーとキャンドゥの電動ドライバーを両方買ったのか

ダイソーとキャンドゥの電動ドライバーを比較
ダイソーとキャンドゥの電動ドライバーを比較

電動ドライバーを持っていますか?筆者は部屋の模様替えの際にカラーボックスを複数個購入。これを組み立てるのに、手動でドライバーを回す作業に耐えきれず、購入しました。キャンドゥか、ダイソーで悩んで、税込み1320円とお高いキャンドゥの「USB充電式電動ドライバー」(以下「キャンドゥ電動ドライバー」)を購入したのです。

その名のとおりUSB Type-C充電式の「キャンドゥ電動ドライバー」は、何の問題もなくカラーボックスを組み立ててくれ、面倒なひたすら手動でドライバーを回すという作業を肩代わりしてくれました。これで1320円は激安と思えるレベルです。

しかし、100均オタクの筆者は、ずっとダイソーの「電動ドライバー」(以下「ダイソー電動ドライバー」)税込み1,100円が気になっていたのです。自分の選択は間違っていなかったのか?本当はダイソーの方が使いやすかったのでは?と、不安というよりも好奇心が抑えられません。結果「ダイソー電動ドライバー」も買いました。現実的なメリットはほぼありません。

まずは基本スペックを比較

左がキャンドゥ、右がダイソー。一般家庭に電動ドライバーが2ついるとは思いませんが、あるのです。
左がキャンドゥ、右がダイソー。一般家庭に電動ドライバーが2ついるとは思いませんが、あるのです。

すでに書きましたが「キャンドゥ電動ドライバー」は税込み1320円に対して「ダイソー電動ドライバー」は税込み1100円なので、差額220円、価格差は1.2倍です。この点は「キャンドゥ電動ドライバー」がUSB充電式で、「ダイソー電動ドライバー」が乾電池式であることを考えると妥当なように筆者は感じます。

大きさと重さについては、「キャンドゥ電動ドライバー」本体が長さ約22cmで直径約4cm、重さが267g(ストレートタイプ時)、「ダイソー電動ドライバー」本体(単3形乾電池4本含む)は長さ約23cm、直径約4cm、重さ約293gとほとんど変わらないサイズ感です。ただし「キャンドゥ電動ドライバー」は「ガンタイプ」への変形が可能。この変形機能は中二心を刺激します。

回転数やパワーは「キャンドゥ電動ドライバー」が約220rpm(毎分220回転)、最大トルクが3Nm(ニュートンメートル)、電圧が3.6V、連続使用時間約30分、対して「ダイソー電動ドライバー」は約200rpm、最大トルクが3.7Nm、電圧6V、連続使用時間約30分。意外にも、乾電池式の「ダイソー電動ドライバー」のほうがパワフルです。

また、細かなことに感じますが「キャンドゥ電動ドライバー」は、作業時にネジ部分を照らすLEDライトが搭載されていますが「ダイソー電動ドライバー」にはありません。これは実際の作業時に意外と便利です。

付属ビットを比較

同梱されているビットの内容にはかなり違いがあります。
同梱されているビットの内容にはかなり違いがあります。

購入前にはそんなところまで見ないという方がほとんどでしょうが、「キャンドゥ電動ドライバー」には10種類、「ダイソー電動ドライバー」には11種類のビット(交換可能な工具部分)が付属します。

実は、この種類は結構違います。「キャンドゥ電動ドライバー」はマイナスドライバーが4、5、6の3サイズ、プラスドライバーがPH0、PH1、PH2、PH3の4サイズ、六角ドライバーがH4、H5 、H6の3サイズで計10種類です。

一方「ダイソー電動ドライバー」はマイナスドライバーが4、5、6の3サイズと同じ、プラスドライバーはPH1、PH2、PH3の3サイズと1つ少なく、六角ドライバーはH2とH3の2サイズで少し小さくなっています。そしてヨーロッパで普及しているというポジドライブのPZ1 、PZ2 、PZ3の3サイズが入っているのも特徴です。

実際のところ、筆者はポジドライブを使ったことがないので「ダイソー電動ドライバー」のビットは事実上8種類、さらに六角ドライバーのサイズは小さすぎる印象です。そういった意味では数の多い「ダイソー電動ドライバー」よりも「キャンドゥ電動ドライバー」が高評価しています。

「キャンドゥ電動ドライバー」のパッケージの側面に同梱しているビットを記載。「ダイソー電動ドライバー」は透明なブリスターパックなので、実際にビットのサイズと種類を確認できます。自身の使用目的にあったビットが入っているものを選択するのがよいでしょう。

実際の使用感を比較!

実際にそれぞれの電動ドライバーでネジを緩めて、また締めてみました。
実際にそれぞれの電動ドライバーでネジを緩めて、また締めてみました。

実際にネジを締めたり、緩めたりして、使用感の違いを比較してみました。ですが、正直にいえば、どちらもあまり変わりません。実は、さらに本格的な電動インパクトドライバーも使ったことがあるのですが、どちらもそれに比べるとパワーはない印象です。

とはいえ、実際に締めたり、緩めたりすると手で回すよりは圧倒的にラク。どちらも毎分200回転以上なので、手回しで実現することを考えると、ゾッとします。最初からネジ穴の空いている組み立て式家具などを作るには十分以上。

引っ越しや大がかりな模様替えなどで、複数の家具を組み立てるなら、手回しでがんばるよりも近所の100均へと走ることをおすすめします。翌日の筋肉痛を考えれば、1,000円余りを支払う価値は十分にあります。

また、意外だったのは、パワー不足を懸念した乾電池式の「ダイソー電動ドライバー」が思ったよりもパワフルだったこと。これにはかなり驚いた!ただし、本締め用としては使用しないでくださいという注意書きがあるので、ネジを締めたあとは必ず手回しでしっかりと仕上げてください。

最大の決め手は「電源方式」

実際に両方使ってみて、もっとも大きな差として感じたのは、電源の方式です。「キャンドゥ電動ドライバー」は内蔵充電池式、「ダイソー電動ドライバー」は乾電池式になっています。これが予想以上に差として感じるのです。

なぜなら、筆者の場合電動ドライバーをさほど頻繁に使わないからです。突然、どこかのネジを締めたり、買ってきた家具を組み立てることはあっても、頻繁にネジを締めたり、緩めたりはしません。

そうなると面倒なのは電源の管理。使う前日からしっかり充電しておける計画性があるなら、充電式の「キャンドゥ電動ドライバー」でいいのでしょう。しかし、計画性のない筆者にとっては、乾電池式の「ダイソー電動ドライバー」のほうが手軽に感じます。

ただし「ダイソー電動ドライバー」はニッケル水素などの充電式乾電池は使用できませんので、電池の買い置きがないと電池を買いに行く羽目になることもあります。また、コストパフォーマンスと環境保護の観点からは問題があるかもしれません。

結論:筆者のおすすめはどっち?

この点も含めて、ご自身の使い方や性格に合わせて「キャンドゥ電動ドライバー」か、「ダイソー電動ドライバー」かを選択するとよいでしょう。電動ドライバーは、1つあるとすごく便利ですよ。

ちなみにどうしても、どちらか決められないなら、筆者は所有満足度の高い「キャンドゥ電動ドライバー」を推します。ただし、公式ネットショップでも取り扱いがないので、店頭でみつけたら、迷わず購入してください。

(千秋)

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