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2025年、2クール連続主演で“脚光” 嵐・二宮も絶賛の“振り幅無限”な『実力派俳優』

  • 2025.10.23
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『転職の魔王様』制作発表会見の前田公輝 (C)SANKEI

前田公輝と水沢林太郎がW主演を務める『おいしい離婚届けます』が日本テレビにてオンエア中だ。離婚弁護士の音喜多初(前田公輝)と探偵の伊勢谷海(水沢林太郎)は公私ともにパートナーで、さまざまな離婚問題と向き合い、依頼者の悩みを解決していく。

実は前田公輝、2クール続けて日本テレビ深夜枠での主演を務める。

不倫される側から離婚弁護士へ

夏は仁村紗和とのW主演で『完全不倫-隠す美学、暴く覚悟-』に。タイトル通り、不倫する妻の真実を、覚悟を持って暴いていくというストーリー。前田が演じるのは大好きな妻の不倫を疑い、その真相に迫っていく吉岡拓哉だ。市役所戸籍課に勤める公務員で、とてもお人好し。自分の中に悪意がないような人間なので、あまり人を疑うようなことをしないタイプだ。それが、妻が隠している真実に触れていくにつれて少しずつ変容していく姿が切なく、悲しい。

一方、『おいしい離婚届けます』では不倫の証拠を見つけ、依頼者が満足するような形で解決をするという離婚弁護士役。物語に関連性はないのだけれど、続けて見ると少しばかりリンクするものを感じずにはいられない。穏やかでニコニコしている拓哉に対し、『おいしい離婚~』での初は表情が乏しく、クール。周りの人間に感情を伝えるのが苦手なようにも見える。2クール続けての主演というだけでも素晴らしいが、正反対とも言えるキャラクターが見られるのは嬉しいところだ。

『HiGH&LOW』シリーズで感じる魅力

演技の幅広さは言わずもがなだが、前田の魅力のひとつとして挙げられるのが眼力の強さではないだろうか。『HiGH&LOW』シリーズで演じていた轟洋介役では、目で人を殺しかねないほどの強さを発していた。気のせいだろうか、アップも多かったようにも思う。

そんな眼力の強さもさることながら、ほどけていく轟の心の様変わりが印象的。もともとのキャラクターがとがりまくっているので、思い切りデレるということはないのだが、一匹狼とも言えるキャラクターが、少しずつ周りの人間に心を開いていく様子は何か大きな困難を攻略したような清々しさも。

しかし、この『HiGH&LOW』シリーズで前田が見せていた、クールさと人としての温かさの役の振り幅というのがいたるところで感じられているように思う。

かと思えば『セクシー田中さん』で演じたちょっとチャラい小西役などもこなす。それでもどことなく誠実さが覗く塩梅も絶妙だ。一筋縄ではいかない。面倒くさいタイプの人間、というわけではなく、人が本来持つ多面性を丁寧に描いていると言えるのかもしれない。

二宮和也も絶賛の人柄

作品外で話題になったのは二宮和也のXでの投稿だ。

サウナで「ぶらぶらしながら途中で下車する番組」(『ぶらり途中下車の旅』)を見ていたという二宮。「旅人の方の所作や言動、感謝に至るまで完璧でした」とコメントしていたが、このときの旅人が前田だった。実際にこのときの回を観たのだが、接する人への配慮が行き届いているのが感じられた。それも「無理をして」だったり「取り繕って」というわけではなく、普段からこういう人柄なんだろう、と感じられるような振る舞い。思わず見習いたいと思わずにはいられなかった。

演技力が優れているのはもちろんのこと、やはり一緒に仕事をしたいと思えるのはナチュラルな人柄の良さなのではないか、と思う。

確かな演技力と、テレビを通しても伝わる人柄の良さ。このふたつを兼ね備える前田公輝の活躍はますます広がっていくのではないだろうか。


※記事は執筆時点の情報です