子どもの存在ってすごい。怒りに震えるママを落ち着かせたのは幼い娘。執着ママにロックオンされた話｜まるの育児絵日記

児童館で出会った空気を読まず、話も通じず、自分のこだわりを周りに押しつけたり、やたらとマウントを取ってくるゆかちゃんママから恐怖を感じるほど執着されて悩んでいたまるさん。その後、夫の急な転勤で県外に引っ越したまるさんは、もうゆかちゃんママに会うことはないと安堵していました。しかし一年後、仲良しだったマキちゃんママたちに会うために公園へ行くと、そこへ突然ゆかちゃんママが現れました。ゆかちゃんママは相変わらずマウントを取ってきて失礼な言動ばかり。まるさんが毅然とした態度で言い返すと、娘のゆかちゃんに「ママ、ちくちく言葉いっぱい言われちゃった！」と泣きついたゆかちゃんママでしたが、「ママもたくさんちくちくしてたよ。ダメだよ」と正論で返されてしまいます。そしてゆかちゃんから「ごめんなさいして」と強く言われ観念したゆかちゃんママは「ごめんなさい」とまるさんに謝りました。すると、遠くで遊ぶアキくんたちを見たゆかちゃんが「いいなぁ。ゆかちゃんも公園で遊びたいなぁ」と羨ましそうにポツリ。「なんでゆかちゃん遊べないの？なんでお教室ばっかなの？」と素朴な疑問をぶつけられたゆかちゃんママは言葉に詰まり「ゆかのためなの！民度の低いお友達はいらないの！」と声を荒げると、「もう行くよ！」と言ってそそくさと立ち去ろうとしました。ママに手を引かれながらにっこり笑って手を振るゆかちゃんにまるさんがほっこりしていると、急にゆかちゃんママが振り返って「なに見てんねん！ウザ！」と吐き捨てました。

執着ママにロックオンされた話

去り際に「なに見てんねん！ウザ！」と怒りに満ちた表情で吐き捨てたゆかちゃんママを見て「あらまぁ、ちくちくしてること」と呆れるまるさん。

ついさっき娘のゆかちゃんからちくちく言葉を注意されたことを思い出しハッとしたゆかちゃんママは「あっ！違っ・・ゆか、違うの！今のはね・・」とあたふた。その様子を無言で見つめていたまるさんは、

くるりと方向転換すると、何も言わずにスタスタと歩き出しました。

まるさんに相手にされず怒りに震えるゆかちゃんママ。そんなママの様子に気付いたゆかちゃんは、

「ママ、行こう」と言ってぐいっと手を引きました。娘の言葉でハッと我に返ったゆかちゃんママ。

ゆかちゃんに促され、ゆかちゃんママは去って行きました。

ゆかちゃんママとのこの再会が本当に偶然なのか、風の噂でまるさんが来ることを知っていたのか・・それは最後までわかりませんでした。

ゆかちゃんママが謝るとは思っていなかったまるさんは、ゆかちゃんママが去った後「あれだけのモンスターでも、娘のひと言は刺さるんだな。子どもの存在ってすごいな」と思いました。

ゆかちゃんママと話し合いをするため息子のアキくんの見守りをマキちゃんママ達にお願いしていたまるさんは、笑顔でみんなのところに戻りました。

娘のゆかちゃんに指摘され、ちくちく言葉を言ったことについて謝罪したばかりのゆかちゃんママは、去り際にまた「ウザ！」とまるさんに吐き捨てると、ハッとして慌ててゆかちゃんに言い訳。そんなゆかちゃんママを呆れて見ていたまるさんは、くるりと向き直ると何も言わず立ち去りました。まるさんに無視されたゆかちゃんママは怒りに震えますが、ゆかちゃんに促されると静かに去って行きました。まるさんはアキくん達のところへ向かいながら、先ほどのゆかちゃんママの謝罪を思い返し「あれだけのモンスターでも娘のひと言は刺さるんだな。子どもの存在ってすごいな」としみじみ思いました。
ゆかちゃんママも子どものために必死に頑張っているのかもしれませんが、周りに迷惑をかけるのは違いますよね。ゆかちゃんの真っすぐなひと言が届いてよかったです。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

［作者］まる
９歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

［編集］ママ広場編集部
ゆかちゃんママの非常識な言動を止められるのは、娘のゆかちゃんだけなのかもしれませんね。