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どうやって計算するか覚えてる?「直径8cmの円」→円周は?

  • 2025.11.12
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算数・数学で学ぶ公式の中でも、「円の長さ(円周)」に関する公式は、しばらく使っていなくて、忘れている方も多いのではないでしょうか。

今回は、円周の求め方を思い出してみましょう。

問題

直径8cmの円の円周を求めなさい。
(円周率は3.14とする)

どのような計算をすればよいでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「25.12cm」です。

円周を求める公式は次の通りです。

(円周)=(直径)×(円周率)

今回の円は直径が8cmなので、式に代入すると次のようになります。

(円周)
=8×3.14
=25.12

したがって、円周の長さは「25.12cm」となります。

円周を求める公式の成り立ち

円周の公式「(円周)=(直径)×(円周率)」は、円周率の定義から生まれたものです。

円周率とは、「円の直径に対する円周の長さの比」を表した数で、どの円でも(円周)÷(直径)が同じ値になります。

その一定の値を「円周率」と呼び、一般に3.14として計算します。

つまり、円周を求める公式は、誰かが発見したというよりも、「この比率を円周率とする」と決められた定義そのものなのです。

円周率は実際には終わりのない小数で、3.14159265……と無限に続く数であることが分かっています。

「円のまわりの長さは直径の約3倍より少し長い」と覚えておくとよいでしょう。

まとめ

「円周=直径×円周率」という公式は、小学校で学ぶ基本的な内容ですが、忘れてしまいがちな部分でもあります。

「3.14×直径」というシンプルな式を覚えておけば、円の大きさに関するさまざまな計算に応用できます。

他の記事の問題で、円の計算を復習してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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