1. トップ
  2. 「不審な訪問が発生しています」品川区の注意喚起に「嫌な世の中になった」「しっかり確認を」

「不審な訪問が発生しています」品川区の注意喚起に「嫌な世の中になった」「しっかり確認を」

  • 2025.9.22
undefined
出典:photoAC(写真はイメージです)

東京都を襲った記録的な大雨の影響で、浸水被害にあった現場では復旧に向けた作業が進められているようです。こうした状況の中で、9月13日に品川区が投稿した注意喚起が注目を集めています。

実は、浸水被害のあった現場に、区の消毒業者を騙る不審な人物が出没しているのだそう。そのため、不審に感じた際は、コールセンターに連絡するよう求めているのです。

はたして、世の中の人は品川区の注意喚起を受けて、どのような反応を示しているのでしょうか?詳しくご紹介します。

品川区の注意喚起について

品川区(@shinagawacity)は13日、自身の公式X(旧Twitter)アカウントに注意喚起のポストを投稿。「浸水被害を受けた家屋等の消毒において『区の消毒業者』を名乗る不審な訪問が発生しています」と報告した上で、「区が委託する業者は、必ず会社名を名乗り、共通の黄色いビブスを着用しています」と説明。そのため、「不審に感じた場合は、コールセンターまでご連絡ください」と注意を呼び掛けました。

なお、品川区は公式ホームページで「区に家屋等の消毒を依頼いただいた方へは、専門業者から訪問前に直接連絡が入ります」と説明しています。また、「消毒作業は無償で行います。後日の料金請求もありません」とのこと。

前提として、事前連絡のない消毒業者が来ても対応しない方が良いでしょう。

実は、今月17日にも、自室にいた1人暮らしの女性がインターホンが鳴ったため玄関のドアを開けたところ、面識のない男性に刃物で切り付けられる事件が起きています。その後、容疑者は殺害未遂、住居侵入の疑いで逮捕されました。

自分の身を守るためにも、知らない人物が来た際は、安易に玄関の扉を開かないよう注意した方が良いでしょう。

不審な訪問には要注意

品川区の注意喚起を受けて、新たな詐欺の発生にうんざりしている方も少なくないようです。そのような行為に及ぶ人物に対する批判も寄せられていました。

  • 本当に、おかしな詐欺が続々と発生しているね…。
  • これからも、異常気象に関連した詐欺が増えそう。
  • 嫌な世の中になったなぁ。
  • 災害につけ込んで、ひどいことをする人間もいるもんだ。

実際、品川区だけでなく、ゲリラ豪雨などに見舞われた地域では、同様の詐欺が起きている場合もあるようです。自分は関係ないと油断せず、不審な訪問や電話にはくれぐれも注意した方が良いでしょう。

  • 私も、停電した直後におかしな電話がかかってきたことがあります。
  • ゲリラ豪雨の翌日、点検業者を装う謎の人物が家に来ました。通報したらすぐに帰りましたよ。

SNS上も、事前連絡のない訪問は詐欺の可能性が高いため、安易に契約しないよう注意喚起をしている方が多数。多額の金銭を要求されることもあるため、少しでも不審に感じたらお住まいの地域のコールセンターに確認したり、警察に通報することを検討した方が良いかもしれません。

  • アポのない訪問は、詐欺だと疑った方が良さそう。
  • あらゆることに気を付けないといけないね…。
  • すぐに契約せず、本物かどうかしっかり確認しよう。

見た目だけで判断するのは難しそう

品川区は「区が委託する業者は、必ず会社名を名乗り、共通の黄色いビブスを着用しています」と注意を呼び掛けているものの、見た目だけで判断するのは早計かもしれません。

SNSでは、このようなビブスは偽造されやすいと指摘する声も。そのため、見た目だけで判断すると騙される可能性があると心配している方もいらっしゃいました。

  • この手のビブスって、簡単に偽造できてしまいそう。
  • 簡単に複製できてしまうのでは。
  • 似たものを作れそう。見た目だけで判断するのは危険かもね。

災害に便乗した悪質商法にも注意

浸水被害のみならず、台風や地震など、災害に便乗した悪質商法は多くあるようです。災害時、国民生活センターには以下の相談などが寄せられたそうです。

・台風で自宅の屋根瓦がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられ高額な作業料金を提示された。仕方なく支払ったが納得できない。
・屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
・豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった
出典:国民生活センター「ご用心 災害に便乗した悪質商法

こうした工事や建築に関する悪質商法に対し、国民生活センターは以下のアドバイスをしています。

・修理工事等の契約は慎重にしましょう
・契約を迫られても、その場では決めず、できれば複数社から見積もりを取って比較検討しましょう
・契約後でも、クーリング・オフができる場合があります
出典:国民生活センター「ご用心 災害に便乗した悪質商法

また、最近は「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」「損害保険で雨どいの修理ができる」「保険金が使える」などと勧誘する手口も増えているようです。

こうした「保険金」を口実にした勧誘には、以下のように対処するよう呼びかけています。

・「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約せず、加入先の保険会社や保険代理店に相談しましょう
・経年劣化による損傷と知りながら、自然災害などの事故による損傷と申請するなど、うその理由で保険金を請求することは絶対にやめましょう
出典:国民生活センター「ご用心 災害に便乗した悪質商法

今回の豪雨被害によって、住居の修理などが必要になってしまった方もいるかもしれません。しかし、身に覚えのない訪問や怪しい勧誘には十分注意しましょう。

突然の訪問や勧誘にはご注意を

詐欺の手口が多様化していく中で、私たち自身も正しい知識を身に付けて、日頃から気を付けなければならない時代を迎えています。事前連絡のない訪問には安易に応じないよう注意し、相手の行動次第では警察などに通報することも検討するとよいでしょう。

また、近年は災害時に便乗した悪質商法も多発しているようです。

ちょっとした違和感や不審な出来事を軽視せず、周囲や専門機関に相談する習慣を持つことが、安全につながるでしょう。


参考:品川区「令和7年9月11日の大雨の被害に対する支援について」(https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/bosai/bosai2/hisai/20250911180641.html)(最高閲覧日:2025-09-19)、国民生活センター「ご用心 災害に便乗した悪質商法」(https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/disaster.html)(最高閲覧日:2025-09-19)


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】