購入者「もうやめて」"高額ブラインド販売"に困惑の声も…『ちいかわ』運営の“神対応”に「転売防止にもなる」

2025.10.9

何が入っているか開けるまでわからないというワクワク感や、ファン同士がグッズを交換することによって新しいコミュニティが生まれるというメリットもありますが、しかし、高額商品のブラインド販売については、消費者の間で不満や疑問の声が高まっています。

実際にSNSでは、「欲しいキャラクターがなかなか手に入らない」「同じものばかり出て困る」といった声が見られ、購入者が困惑する状況も少なくないようです。

果たして、多くのファンはキャラクターグッズのブラインド販売についてどのように感じているのでしょうか。SNSの声を中心に詳しくご紹介します。

ちいかわのブラインド販売中止

ブラインド販売とは、どのキャラクターや商品が入っているか分からない状態でランダムに販売される方法です。購入者は開封するまで中身が分からないため、ワクワク感を求めるファンに人気がある一方で、希望のキャラクターが手に入らないリスクも伴います。

人気マンガ『ちいかわなんか小さくてかわいいやつ』の6キャラクターがテディベア姿になったぬいぐるみ「ちいかわ Kiramekko Teddy Bear」も、当初この方式で、1個2,420円（税込）にて発売される予定でした。しかし、SNSでは「この価格でのブラインド販売は厳しい」「転売されそうで心配」といった声が相次ぎました。

そんな中、X（旧Twitter）アカウント・ちいかわグッズ公式（@chiikawa_kouhou）は、販売方法をオンラインストアにて「全種コンプリートBOX」予約受注（受注生産）に変更することを投稿。また、今回の予約受注とは別に、種類を選んで購入できる単品販売を用意する予定とのことです。

他の作品でも問題に

ちいかわに限らず、ブラインド販売をめぐる問題は他の人気キャラクター商品でも見られます。

人気ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』のメディアミックス作品の公式ぬいぐるみ「刀剣乱舞めでぃぬいこれくしょん～刀ミュ～ 1」でもブラインド販売が発表されると、SNS上では「大量購入を促す意図があるのではないか」「せめてコンプリートセットを作ってほしい」といった批判の声や販売方法の見直しを求める声が上がりました。

購入者が希望のキャラクターを確実に手に入れられないことや、無駄な出費を強いられる可能性がある点に疑問を感じるファンも多いようです。

そんな中、販売元の株式会社ニトロプラスは、当初のランダム形式からキャラクター個別選択の予約受注生産へ変更したことを発表。

価格は当初の1,980円（税込）から2,640円（税込）に引き上げられたものの、欲しいキャラクターを確実に購入できることに「ぬいたちも幸せ」「今回の決定に感謝しています」「これを機に見直されますように」といったファンからの喜びの声も寄せられていました。

ちいかわの販売方法の変更に続き、今回の『刀剣乱舞』での決定をきっかけに、ランダム商法そのものへの批判が再び高まり、ファンの声によって販売方法が見直された事例として注目を集めています。

SNSでは「高額商品のランダム販売」に批判も

SNS上では、ブラインド販売についてさまざまな意見が寄せられています。

「もともとは、人気の低いキャラクターもグッズ化しやすく、購入者にとってもありがたい販売方法だった」という声もあるように、かつては歓迎の声もある手法でした。

しかし近年は、商品の価格が高くなったり販売頻度が増えたりしていることから、批判の声も相次いでいます。

500円以内なら買ってもいいかなと思うけど、それ以上となるとキツイ。
最近は値段が高いのにランダムというのが多い。
ぬい（ぬいぐるみ）のことは「命」だと思っているから、ぬいのブラインド販売はやめてほしい…。
同じキャラの衣装違いならまだしも、異なるキャラでは…。
いらないものが大量に来るのは辛い。

ブラインド販売自体には「500円以内なら良いけれど」「同じキャラクターの衣装違いなら良いけれど」と一定の理解を示している方もいるものの、高額かつ異なるキャラクターの商品でのブラインド販売であるという点に非難の声が集まっていました。

同じ商品が被ってしまうことの辛さや、欲しいキャラクターを手に入れるまでにかかる金銭的負担を嘆く声も目立ちます。

また、消費者の間では、ランダム販売の価格に対する疑問や不満も多く寄せられています。

さすがに2,000円以上のもののランダムはおかしい。
ランダム商法の上限額を決めてほしい。
おかしいと声を上げるのが大切だと思う。
これを機に、今後のランダム販売を見直してほしい。

特に高額商品のランダム販売については、「納得できない」「改善してほしい」といった意見が広がっています。

そんな中、『ちいかわ』や『刀剣乱舞』の販売元から、受注生産方式への変更が発表され、ファンからは喜びの声が上がりました。

本当に欲しいと思う人が本当に欲しいものを買えるのはファンとして嬉しい。
転売防止にもなると思います。
歓迎されずに手放される子（ぬいぐるみ）がいなくなると思うと安心。
欲しいものを選べるなら購入したいと思います。

購入者が納得して楽しめるように…

ブラインド販売は、開封まで中身が分からないというワクワク感がある一方で、欲しい商品を確実に手に入れられない不満もつきまとう販売方法です。

SNSでは「値段によってはブラインド販売でも構わないが、高額商品ではやめてほしい」「これを機にブラインド販売のあり方を見直してほしい」など、さまざまな意見が寄せられていました。

今回は『ちいかわ』や『刀剣乱舞』の事例でしたが、他のコンテンツでも同様の販売方法に不満や疑問を抱いている方は少なくないようです。

今後も透明性のある販売方法や、購入者が安心して楽しめる仕組みづくりが期待されます。

参考：
ちいかわグッズ公式（@chiikawa_kouhou）
刀剣乱舞めでぃぬいこれくしょん（@tkn_nui）
「刀剣乱舞めでぃぬいこれくしょん」販売方式の変更と一時販売停止のお知らせ（ニトロプラス）

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