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【60代の尿もれケア】実は40代以上の女性の2人に1人が経験している!? 尿もれの原因を知って正しいケアで改善&予防!

  • 2025.8.19

尿もれは、40代以上の女性のふたりにひとりが経験するといわれるほど、実はとても身近な悩み。今回は、そんな尿もれの仕組みやケアの方法について、女性泌尿器科医・佐藤亜耶先生にお話を伺いました。

尿もれはよくあること。適切にケアすれば改善や予防にも!

なぜ年を重ねると「尿もれ」が起こりやすくなるのでしょう?
「尿もれにはいくつかタイプがありますが、60代女性によくあるタイプは大きく分けてふたつ。ひとつが、くしゃみをしたときなど、おなかに力が入った瞬間にもれてしまう腹圧性尿失禁(下記参照)で、主な原因は骨盤底筋の低下です。もうひとつが、突然強い尿意を感じ、我慢できずにもれてしまう切迫性尿失禁(下記参照)。加齢とともに増える傾向にあり、骨盤底筋の低下も一因です。統計的には腹圧性が多いのですが、複合的なケースも。いずれにしても、ある調査によれば40代以上の女性の半数近くが経験しているほどよくあることで、実は私も経験者です。患者さんにそのことを伝えると、私だけじゃないんだ!と安心されます」

尿もれが女性に多いのは、男性より筋力が低いからでしょうか?
「より大きな原因は、加齢による筋力の低下や出産による骨盤底筋のダメージです。産後、一時的に尿もれを経験した方も多いのではないでしょうか。いったんは治っても、そのダメージが40代以降、じわじわと効いてくることがあります。そのため、尿もれは出産経験がある方に多いのです。また、体の構造上、男性は尿道が長いので、女性より尿がもれにくいということもあります」

尿もれを経験したら、どうすればいいのでしょう。
「まず大切なのは、ひとりで悩まないこと。恥ずかしさから誰にも言えず我慢してしまう方も多いですが、お話ししたとおり、尿もれは決して珍しいことではありません。骨盤底筋を鍛えることで、改善や予防につながることもありますし、最近は、尿もれ用のパッドやショーツなど、尿もれがあっても快適に過ごせるアイテムが充実しています。必要に応じて活用し、悩まず、外出も諦めず、毎日を楽しんでください。また、なかなか改善しない方は、思いきって泌尿器科を受診するのもひとつの方法です。ハードルが高く感じるかもしれませんが、適切なケア方法がわかり、気持ちも楽になるはずですよ」

女性に多い尿もれの種類と特徴

腹圧性尿失禁

膀胱にかかる腹圧に耐えきれず、尿道がゆるんで尿がもれてしまう状態です。原因は、骨盤を支える「骨盤底筋」のゆるみ。この筋肉には、尿道を締めたりゆるめたりして排尿をコントロールする働きもあるため、ゆるみがあるとくしゃみをしたときなど、腹圧がかかると尿もれが起きます。

切迫性尿失禁

膀胱が過剰に反応してギュッと収縮する過活動膀胱の状態で、膀胱に尿がたまっていなくても突然強い尿意を感じます。冷水にふれたときなど、なにかの刺激によって起こることも。原因ははっきりしないことも多く、若年層にも出ることがあり、頻尿も症状のひとつです。

教えてくれたのは

女性泌尿器科医 佐藤亜耶先生

医学博士、日本泌尿器科学会認定専門医。日本大学医学部を卒業後、同大泌尿器科などで研鑽を積み、2019年に女性と小児に特化した「自由が丘ウロケアクリニック」を開院。女性特有の悩みに寄り添う診療を行っている。

文/諸井まみ〔TEAM H!〕

※素敵なあの人2025年9月号「技術の進化でQOLが向上 尿もれケアの最新ニュースをお届けします!」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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