1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 【最終章】「引っ越したくない」アパートトラブルで悲痛、その結末は|新居で起きた騒音トラブル

【最終章】「引っ越したくない」アパートトラブルで悲痛、その結末は|新居で起きた騒音トラブル

  • 2025.8.15

心身ともに限界を迎えた佐藤結衣さん(28歳)は、ついに引っ越しを検討せざるを得ない状況に追い込まれました。しかし、それは彼女にとって決して容易な決断ではありませんでした。実家から離れたくないという思いと、幼い息子を一人で育てる不安。絶望の淵で、彼女は一体どのような答えを見出すのでしょうか。『新居で起きた騒音トラブル』第5話、最終話です。

主人公・佐藤結衣さんは、下階の住人・田中による過剰な騒音苦情に心身ともに限界を迎え、ついに引っ越しを検討する段階に至ります。しかし、「じゃあ明日引っ越します!」と簡単にできることではありません。

早くても1ヶ月はかかるだろうと結衣さんは見込んでいました。そして本音は、両親の近くで子育てできるこのアパートを出たくはないと考えていました。

葛藤する引っ越しへの道

ママリ

実家の隣というこの場所は、彼女にとって最高の環境だったはずだ。両親とも、そして陽太くんとも離れたくない。特に、今ぐずぐず期に入っている陽太くんをワンオペで見られるかという不安も大きい。だが、もはや状況は彼女の意志を許さなかった。結衣さんは、諦めざるを得ないと悟っていた。

この1ヶ月間、眠れない日々を過ごし、幼い陽太くんにハイハイを我慢させ、梅雨の時期の貴重な晴れの日に洗濯機を回せない生活を強いられるのは、本当に耐え難い。実家に避難することも、事情があって泊まりができないため不可能だった。結衣さんは、完全に孤立無援の状況に追い込まれていた。

精神と肉体の限界を迎えた直後に変化が

ママリ

下の階から「ドンドン」と音が鳴らされるのではないかという恐怖は、結衣さんの心を常に支配していた。

下の階の住人が帰ってくる音がすると、どんなに楽しいことをしていても急にイライラしたり、動悸がしたりする。常に胸騒ぎがし、心が休まることはなかった。この状況で、どうすればいいのか。引っ越しまでの期間、ただ我慢するしかないのだろうか…。

そんなある日、父からの着信があった。父の声は明るく弾んで聞こえた。「田中さんが、引っ越しするっていうんだよ!」まさかのことだった。

「え、うちがうるさいから?」思わず聞いた結衣さんだったが、どうやらそうではないらしい。父によると、実家のご両親の体調がよくないため、急遽地元に戻ることになったのだそうだ。

「しばらく親御さんの様子のことでご兄弟と揉めてたそうでな。それでイライラしてたって。結衣にも悪かったって言ってたぞ」

事態は意外な結末を迎え、結衣さんはあっけにとられるばかりだった。その週の日曜日、引っ越しトラックがやってきて田中さんは引っ越した。「悪かった」と父に語ったというわりには、引っ越しの挨拶などはなかった。しかし、結衣さんはそんなことは気にならなかったという。

急な展開により、日常には穏やかさが戻った。家で元気にハイハイをするわが子を見て、結衣さんと夫・健太さんは胸をなでおろす。どこか他人事だと思っていた騒音トラブルだったが、いつ自分が当事者になるかわからないと改めて認識したできごとだった。

あとがき:専門家に相談し進めていくのが◎

結衣さんは、心と体が限界に達し、不本意ながらも引っ越しを検討せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。この物語から得られる教訓は、どんなに準備をしても、また信頼できる人からの言葉を信じて行動しても、悪意を持った相手の存在や思いがけないトラブルによって、人生の計画が狂わされることがあります。

こうした事態に直面したとき、個人の力ではどうすることもできない無力感や、泣き寝入りするしかないという社会の構造的な問題が見えてきます。しかし、泣き寝入りするしかないと諦める前に、公的な専門機関に相談してみることをおすすめします。

自治体の無料法律相談や弁護士事務所、場合によっては警察への相談も検討し、第三者の専門的な見解と助けを求めることが、窮地を脱する糸口となるかもしれません。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ママリ編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる