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【汐留】ピクチャレスク 陶芸アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで

  • 2025.8.15

パナソニック汐留美術館の企画展「ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで」では、2025年9月15日(月)まで陶芸の新しい魅力が紹介されています。

出典:リビング東京Web

歴史を越えて並ぶ名作たち

展示には、富本憲吉やバーナード・リーチ、河井寬次郎、濱田庄司といった民藝運動の中心作家たちをはじめ、伝統と前衛、東洋と西洋をつなぐ多様な作家が集います。 1960〜80年代生まれの現代アーティストまで含めた約50名による、約120点もの作品が一堂に会する貴重な機会です。

出典:リビング東京Web

作品展示風景

ピクチャレスク陶芸 ― アートとしてのやきものを楽しむ 絵画のように美しく、手のひらから生まれるアート

陶芸には、「使うもの」でありながら、視覚的な美しさをもった“アート”としての一面があります。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

やきもの × 絵画的表現

陶芸作品に見られる豊かな色調や質感は、釉薬や顔料による物質的な美しさを示しています。一方で、筆致や彩色、主題の選び方からは、油彩や素描など異分野との響き合いも感じられます。 本展では、色やかたち、モチーフから、ジャンルを超えて創作に挑む作家たちの思考と芸術観を読み解きます。

 北大路魯山人《織部俎板盤》は、青緑の織部釉が艶やかにかかり、リズミカルに描かれた鉄絵の笹模様が印象的な作品です。素朴な形の中に、魯山人ならではの美意識と食へのこだわりが凝縮されています。

出典:リビング東京Web

左:北大路魯山人《椿花鉢》1938年頃 個人蔵 右:北大路魯山人 《織部俎板盤》1949年 京都国立近代美術館

 「ピクチャレスク」の視点から

展覧会のタイトルにある「ピクチャレスク」とは、「絵画のように美しい」という意味の美術用語。18世紀のイギリスでは、風景や庭園の美を語るキーワードとして使われていました。 本展ではその概念を陶芸に応用し、平面と立体の境界を越えて表現が広がっていく様子を見せています。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

陶芸を“観る”楽しさ

展覧会の見どころだけでなく、個々の作家の表現や陶芸の技法、そして背景にある美意識についても紹介していきます。左の作品松井康成(1927-2003)作《練上嘯裂文大壺「風船」》は、練上技法による土の模様に、嘯裂(しょうれつ)という自然な裂け文様を重ね、有機的なリズムを生み出しました。張りのある丸みを帯びたフォルムは、まるで空間に浮かぶ風船のような印象を与えます。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

「ピクチャレスク陶芸」という新しい視点を通して、“使うもの”から“観るもの”へと広がる陶芸の世界。左手の作品松田百合子作《西瓜水瓶フリーダ・カロへのオマージュシリーズ》はポップでダイナミックな作風です。西瓜を描くメキシコの女性画家フリーダ・カロへのオマジュとしてシリーズ化された作品の一つです。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

上出惠悟氏の作品、《静物》は、「静物」を九谷焼の伝統的な器としてではなく、白磁の塊として表現し、陶芸という枠を越えた「白磁で形づくられた彫刻的作品」として完成させています。 焼成時間を調整することで穴をあけずに焼くと破裂する焼き物の常識を覆す作品です。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

本展にあわせ、特集展示として「ジョルジュ・ルオーの手仕事」も併催されています。陶磁器と関わりのあるルオー作品などに注目した展覧会です。 パナソニック汐留美術館所蔵のルオーコレクションを中心に約20点で展示構成します。

ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで展ではアート好きも、やきもの好きも、新しい発見がきっとあるはずです。ぜひ会場でその世界を体感されてみてはいかがでしょうか。

ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで
2025年9月15日(月・祝)まで
パナソニック汐留美術館
(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F)
JR新橋駅「烏森口」「汐留口」り徒歩約8分.
都営浅草線新橋駅改札よりシオサイト方面へ徒歩約6分
都営大江戸線汐留駅「新橋駅方面」改札より徒歩約5分
休館日 :水曜日(ただし9月10日(水)は開館)、8月12日(火)〜15日(金)
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
*8月1日(金)・29日(金)・9月12日(金)・13日(土)は
午後8時まで開館
(入館は午後7時30分まで)。
入館料 :一般:1,200円 / 65歳以上:1,100円 /大学生・高校生:700円 /
中学生以下:無料
◎障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
土・日・祝日は日時指定予約をお願いします(平日は予約不要)。
当日空きがあれば入館できます。
混雑状況により入館方法が変更になる場合があります。
最新情報はパナソニック汐留美術館ウェブサイトでご確認ください。
[同時開催]ジョルジュ・ルオーの手仕事」
URL:https://panasonic.co.jp/ew/museum/

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