1. トップ
  2. 意外と解けない大人が多い?!「1750円の3割引き」→正しく計算できる?

意外と解けない大人が多い?!「1750円の3割引き」→正しく計算できる?

  • 2025.9.27
undefined

スーパーなどで買い物するとき、割引シールが貼られているとうれしいですよね。

では、その割引された商品がいくらになるのか、正しく計算をしていますか。

今回は、小学校でも学習する「割引」に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

定価が1750円の商品を3割引きで買いました。いくら支払えば良いでしょうか。

日常生活でもよくあるシチュエーションです。

自分自身で計算をすることができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「1225円」です。

どのように求めるのか、順に解説をしていきます。

まず「3割引き」というのは次のように考えます。

3割引きとは、元の価格の30%(3割)を差し引いた価格のこと

元の価格を「1」としたとき、「0.3」を引いた割合ということになります。

つまり、「1−0.3=0.7」なので、
「1750円の3割引き」は「1750円の7割」と等しいということです。

したがって、「1750円の7割」は
1750×0.7
と計算できます。

このまま筆算の計算をして答えを出してもいいですが、ここではさらに計算の工夫をしてみましょう。

1750×0.7
=(2000−250)×0.7
=2000×0.7−250×0.7
=1400−175
=1225

「1750」を「2000−250」として、分配法則を利用して計算しています。

難しい式変形に感じるかもしれませんが、慣れると暗算でも計算が可能になりますよ。

まとめ

割引きに関する計算は日常生活のさまざまな場面で利用するでしょう。

レジに商品を持っていけば支払う金額が分かりますが、レジに行く前に自分自身で正しい金額を計算できる方が良いですよね。

ぜひ計算の練習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


類似問題に挑戦!

意外に間違える人が多いかも!「1600円の2割引きはいくら?」→パッと計算できる?
意外に間違える人が多いかも!「1600円の2割引きはいくら?」→パッと計算できる?