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大人が意外と答えられない「(−314)÷(−314)÷(−314)」→正しく計算できる?

  • 2025.9.11
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数が大きくなると難しく感じるかもしれませんが、計算法則は変わりません。

どのような数であっても、正しい順序で計算することによって答えを出すことができます。

今回は、中学校で習う計算問題に挑戦してみましょう。正しい答えを導くことができるでしょうか。

問題

次の計算をしなさい。
(−314)÷(−314)÷(−314)

まずは自分で計算してみましょう。

解説

今回の計算問題の答えは「−1/314」です。

途中の計算式は次のようになります。

(−314)÷(−314)÷(−314)
=1÷(−314)
=−1/314

どのようなポイントに注意しなければいけないか、詳しく確認をしましょう。

まず、今回の問題は、負の数の割り算です。

正負の数(プラス・マイナス)を含んだ掛け算・割り算では、「符号部分」と「数字部分」を分けて考えることができます。

そして、正の数と負の数を掛け算や割り算する場合、答えの符号の決め方には、以下のようなルールがあります。

(−)が偶数個の掛け算・割り算 → 答えの符号は(+)
(−)が奇数個の掛け算・割り算 → 答えの符号は(−)

今回の問題である「(−314)÷(−314)÷(−314)」の場合を確認してみましょう。

符号:
(−)が三個の割り算 → 答えの符号は(−)
数字:
314÷314÷314
=1÷314
=1/314

問題文に答えの出し方の指定がない場合、割り算が割り切れないときは、以下のように分数を用いて表します。

A÷B=A/B

以上より、符号と数字を組み合わせて、答えは「−1/314」となります。

まとめ

符号の法則や割り算と分数の関係を理解していれば、正しい答えを求めることができたのではないでしょうか。

間違えてしまった方は、復習をしてみると良いでしょう。

繰り返し練習をし、計算力を鍛えましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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