意外と読めない？【難読漢字】「百足」はなんと読む？→あの虫の名前です！

「百足」という漢字、見たことはあってもすぐに読める人は案外少ないかもしれません。

名前に「百」と「足」が使われているので、「ひゃくあし」？「ももあし」？など、いろんな読み方を想像してしまいますよね。この漢字、実は日常生活であまり使われないものの、生き物の名前としてよく知られている言葉なんです。

そんな「百足」の読み方と意味を解説しながら、どんな生物を指すのか、どうしてこの漢字が使われたのかまで詳しく掘り下げてみましょう！

「百足」はどんな漢字？読み方と合わせてその意味に迫る

まず気になるのは、「百足」の正しい読み方です。正解はズバリ「むかで」です。

全く読み方が結びつかない「百」「足」の漢字が使われているのはちょっと不思議かもしれませんね。実際の「むかで」は、体にたくさんの足があることから「百足」と表記されるようになりました。ただし、実際に足が100本あるというわけではなく、数が多いことを象徴的に表す言葉として「百」が使われているんです。

「百」は「たくさん」、「足」は「足の数」という意味で直感的には「足がいっぱいあるもの」というイメージが湧きやすいですよね。むかでは多足類の代表ともいえる生き物で、長い体に数十本の脚がずらりと並び、素早く動く独特の姿形をしています。

そのため、「百足」という漢字表現はとてもわかりやすく、日本語としてもよくできたネーミングだと感じられます。

「百足」は「むかで」と読みます。

読み方が難しいだけでなく、名前の由来や生物の特徴、文化的意味合いにも興味深い背景があることが分かりました。難読漢字の知識は日常生活での教養や話題作りに役立つだけでなく、漢字の意味を想像したり、自然を身近に感じたりするきっかけにもなります。

これを機に、ぜひ他の難読漢字にもチャレンジしてみてくださいね！

参考文献：小学館『デジタル大辞泉』