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万博で最強コスパ!「おにぎりロボット」が作る世界の味に万博リピーターが殺到!?1個450円から楽しめる

  • 2025.8.7

万博グルメは高すぎる? 世界の味をおにぎりで手軽に!

「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」の“おにぎり”。
「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」の“おにぎり”。

大阪・関西万博(以下、万博)の醍醐味の一つが、大阪に居ながら世界中の食と文化に触れられることです。しかしながら、1食の単価が数千円という海外パビリオンも珍しくない“万博グルメ”に「高すぎる」「海外旅行並み」との声も。そんな中、日本が誇るソウルフード“おにぎり”で手軽に世界の味を楽しめるフード店が「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」です。

ロボットとヒトの技が光る!見て・味わって楽しい未来のおにぎり専門店

「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」の“おにぎり”。
「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」の“おにぎり”。

「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ!)」は、炊飯ジャーメーカー「象印マホービン」が手掛ける“おにぎり”専門店。西ゲートゾーンにある民間パビリオン『ORA外食パビリオン~UTAGE~』内にお店があります。

“おにぎり”といえば冷めたごはんのイメージがありますが、その常識を覆す「にぎりたてのホカホカおにぎり」を味わえるのが大きな特徴です。しかも、「おにぎりロボット」が絶妙な力加減で炊き立てごはんをにぎり、店員さんが具材を入れて包装するという「ロボット×ヒトの手技」による近未来的コンビネーションをショーウインドウ越しに眺められることも注目ポイント。万博感を見て・味わって楽しめる“おにぎり”専門店なのです。

行くたびに新しい味に!全52種類の豊富なバリエーション

「ONIGIRI WOW!」のおにぎりは、バリエーションの豊富さも魅力。「定番おにぎり」「日本のおにぎり」「世界のおにぎり」が各4種類ずつ、常時12種類のラインナップがあり、どれにしようか迷ってしまうほど。「日本のおにぎり」「世界のおにぎり」は約1カ月ごとに地域と国のテーマが変わり、メニュー総数は52種類にも。つまり、足を運ぶたびに違う味のおにぎりを楽しむことができます。象印マホービン 新事業開発室長の岩本雄平さんによれば、平均購入数は1人2個。「1個は定番おにぎり、もう1個は日本のおにぎりor世界のおにぎりで冒険されるお客様が多いようです」とのこと。

注文から約1分!ストレスフリーな速さと、にぎりたてのおいしさを体験

ごはんの温かさが伝わり、早く食べたい!とテンションが上がります(『UTAGE』パビリオン内は飲食NGなので、大屋根リング下のベンチでいただきました)。
ごはんの温かさが伝わり、早く食べたい!とテンションが上がります(『UTAGE』パビリオン内は飲食NGなので、大屋根リング下のベンチでいただきました)。

筆者も注文から実食まで体験。行列に並びましたが、その間に二次元コードを使って注文することができ、レジで精算する頃には、おにぎりロボットがつくり始めていて、注文から1分弱でおにぎりを手にすることができました。このスピード感は、行列ストレスが多い万博において画期的な速さ!

手にしたおにぎりが温かいことも「にぎりたて」が実感できて嬉しくなります。何よりも口にしたときのごはんのふんわり感、パリッと感が残るノリが絶妙。ごはんは、米粒とごはんの甘みをしっかりと感じられます。筆者は、迷った末に定番おにぎり「南高梅」、世界のおにぎり「フランゴアザンベジアーナ(モザンビークの家庭料理)」を選びましたが、どちらもごはんと好相性でペロリといただけました。

パッケージにもお楽しみが!食を通じて世界とつながる仕掛け

実は、おにぎりを包んであるパッケージにもお楽しみが隠されています。具材に使用した日本各地・世界各国の名所や名物をモチーフにデザインされ、二次元コードをスマホで読み込むと、それぞれの地域・国の風土や食文化を紹介するWEBページを見ることができます。初めて聞く国や料理について深く知ることができ、関連する地域のパビリオンにも足を運んでみたい!と好奇心をくすぐられます。

開発者が語る注目ポイントと、今後のメニューラインナップ

「おいしさだけではなく、楽しさや驚きを感じていただけるようなおにぎりを目指し、メニューを開発しました。『日本のおにぎり』は、全国各地の自治体や食材生産者の方たちと議論を重ねながら、地元の特産品・郷土料理に独自のアレンジを加え、おにぎりに合う具材に仕立てました。『世界のおにぎり』の中には、オランダやブラジルなど、万博でパビリオンを展開している国とSNS上でコラボするなど、双方でその国の郷土料理をアピールしているものもあります」(岩本さん)

なお、「日本のおにぎり」「世界のおにぎり」の今後のラインナップ予定は次の通り。複数回、万博にリピート通いする人も食べ飽きないバリエーション数で、「名前からは想像がつかない」「おにぎりと合うの?」と思うものほど、挑戦してみたくなります。

「誰が作っても、何を入れてもおいしいのが『おにぎり』の包容力であり、素晴らしさです。おにぎりをほお張れば思わず「WOW!」と声が出るような楽しさの輪、おいしいごはんの魅力を世界中へ広げていきたいですね」(岩本さん)

【7月16日~8月19日】

・「日本のおにぎり」/関西:大阪(河内鴨塩昆布)、兵庫(淡路島玉ねぎハンバーグ) 、奈良(奈良漬高菜ごまタルタル)、京都(柴漬けと鱧の和えたん)

・「世界のおにぎり」/アメリカ(チリコンカン)、ペルー(ロモサルタード)、チュニジア(オジャ)、インド(ダルマカニ)

【8月20日~9月16日】

・「日本のおにぎり」/中国・四国:島根(しじみ和風アヒージョ)、山口(ガーリック焼き鳥)、香川(うどん出汁ジュレ)、高知(いたどり肉味噌)

・「世界のおにぎり」/オーストラリア(ミートパイ)、ベトナム(コムスン)、イタリア(カチャトーラ)、フランス(鴨のリエット)

【9月17日~10月13日】

・「日本のおにぎり」/九州・沖縄:福岡(鯖のぬか炊き)、佐賀(お茶とみかん香る佐賀牛)、宮崎(冷や汁風)、沖縄(じゅーしー)

・「世界のおにぎり」/ベルギー(カルボナード)、サウジアラビア(シャクシューカ)、トルコ(サチカブルマ)、スペイン(タコのガリシア)

※「定番のおにぎり」は会期中を通して、ごはんを味わう塩、塩引き鮭、ツナマヨ、南高梅の4種類が常時ラインナップ。

手頃な価格で食べ比べ!「推しおにぎり」を見つけよう

気になるお値段は、「定番おにぎり」(税込み450円)、「日本のおにぎり」(税込み550円)、「世界のおにぎり」(税込み650円)。食べ比べしやすい価格帯もリピーターが増えている要因の一つと言えそうです。みなさんも気になる地域やメニュー名の中から、「推しおにぎり」を見つけてください。

(野村ゆき)

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