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意外と読めない?【難読漢字】「海豹」はなんと読む?→「うみひょう」ではありません!

  • 2025.8.8

「海豹」という漢字、皆さんはスラスラ読めますか?意外と見かけることのある言葉なのに、漢字を見ただけで「うみひょう?」「かいひょう?」と迷ってしまう人も多いはずです。

今回は、そんな「海豹」の読み方について、その意味や背景も含めてわかりやすく解説します。難読漢字が気になる方にとって、知っておくと一目置かれる豆知識になること間違いなし!

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一文字ひと文字で惑わされる「海豹」の読み方とは?

「海」と「豹」、それぞれの漢字は一般的に「うみ」と「ひょう」と読まれます。この組み合わせで「海豹」と書かれると、直感的には「うみひょう」と読んでしまいがちですが、実はこれは誤りです。

正しい読み方は「あざらし」。日本語の漢字は、音読みや訓読みのルールが複雑でこのような難読漢字が多く存在しますが、「海豹」もその代表例の一つです。

「あざらし」は、寒い海に生息する哺乳類で、和名では「海豹」と書かれます。動物園などで見かけることも多いですが、漢字表記の「海豹」は見慣れないため、読めない人が多いのも納得です。

「あざらし」の生態と「海豹」という漢字の由来に迫る

では、なぜ「あざらし」に「海豹」という字が当てられたのでしょうか?「海」は文字通り「海」を指しますが、「豹」は元々はヒョウという大型ネコ科の動物を意味します。しかし漢字では「豹」には「皮膚の模様が斑点」というイメージもあり、また漢字の象形的な要素を考慮して使われています。

あざらしの体には斑点や模様がある種類も多いため、「海に住み、斑点のある動物」というニュアンスで「海豹」と書かれるようになったという説もあるそう。

ちなみに、英語では「あざらし」は“seal”と呼ばれ、その種類は50種以上存在します。寒帯から温帯の海辺や氷上で生活しており、魚やイカなどを餌にしています。体の形は流線形で水中での泳ぎが非常に得意。見た目の可愛さとは裏腹に、海の中では優れた狩猟者です。

まとめ:驚きの難読漢字「海豹」の読み方と意味を覚えておこう!

「海豹」という難読漢字の正しい読み方は「あざらし」でした。見た目の通り「うみ」と「ひょう」と読んでしまいがちですが、意外にも馴染み深い動物の呼び名です。漢字の語源や動物の生態を知ることで、漢字そのものに対する理解も深まりますし、日本語の奥深さを実感しますね。

難読漢字は、一見すると難しく感じますが、こうした背景を紐解くことで楽しく覚えられます。

次に動物園や水族館で「あざらし」を見るときは、ぜひ思い出してみてください。知識としてプラスになり、周りの人にも教えたくなるかもしれませんよ。

参考文献:小学館『デジタル大辞泉』