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意外と読めない?【難読漢字】「鯡」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.8.11
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日常生活で見かけることが少ない難読漢字の「鯡」。

一見すると魚へんに難しい音が組み合わさっていて、「なんて読むんだろう?」とつい首をかしげてしまいますよね。実はこの漢字、意外な読み方をして日本人でも正解率が低いということをご存知でしたか?

この記事では、「鯡」の正しい読み方だけでなく、その魚の特徴や名前の由来にも迫りつつ、ご紹介していきます。読み方だけでなく、知っていると魚に対する興味も深まること間違いなしです!

海の宝石とも呼ばれる「鯡」とは?多角的に見る正体と読み方

まず、「鯡」という漢字の読み方ですが…正解は「ニシン」です

そう、あの「ニシン」と聞くとピンとくる方も多いでしょう。ニシンは日本の食文化にも深く根付いている魚で、特に北海道や東北地方で昔から親しまれてきました。しかし文字だけを見ると、なかなか「ニシン」と結び付けにくいですよね。

ニシンの生態や名前の背景に迫る:鯡の読み方を超えた魅力

ニシンは体長20~30cm程度の比較的小ぶりな魚ですが、その生命力や産卵時の大群は海の風物詩となっています。

日本では古くからニシンを干物や缶詰、そして酢漬けなど多彩な料理に活用してきました。特に北海道では「にしん漬け」という漬物が名物となっていますし、ロシア沿岸や北欧でもニシンは重要な食材として知られています。

さらに興味深いのは、その名前の由来。

ニシンの英語名は「herring(ヘリング)」ですが、これは古ノルド語の「heringr」に由来し、元々は大群で泳ぐ魚を意味しました。日本語の「にしん」は江戸時代に確立した言葉で、漢字の「鯡」は明治以降に用いられるようになった比較的新しい表記方法です。

まとめ:正しく読んで魚の魅力も深めよう!鯡は「にしん」と読みます

今回は難読漢字「鯡」の読み方と、その魚・ニシンについて詳しく掘り下げてきました。

漢字だけ見ると難しそうに感じますが、実はニシンという親しみのある魚を表しています。春の訪れを告げるこの魚は、漁業だけでなく地域の文化や食生活にも深く息づいている存在です。

身近にあるけれど意外と知らない魚の名前や、その背景を知ることは、日本語や食文化の幅を広げてくれますね。もしスーパーや料理でニシンを見かけたら、この「鯡」という漢字とともに、春を告げる魚の力強い生命力を思い出してみてはいかがでしょうか。


参考文献:小学館『デジタル大辞泉』