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夏のつらさは女性ホルモンも影響。まずは体温調節や水分補給の対策を

  • 2025.7.25
出典:シティリビングWeb

森まどかさん

医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。健康経営エキスパートアドバイザー。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信

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夏のつらさは女性ホルモンも影響まずは体温調節や水分補給の対策を

最高気温が35度を超える日が続き、すでに大量の汗による不快感、疲れや体調不良を感じている人も多いと思います。

暑さだけでなく、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの減少によって血管の収縮や拡張をコントロールする自律神経が乱れると、汗のコントロールがうまくできなくなります。更年期の代表的な症状である多汗はこれが原因です。ホットフラッシュと呼ばれるのぼせやほてりも重なり、夏が他の季節以上につらくなってしまいます。

こうした症状は30代後半から40代前半でも起こる場合があり、「プレ更年期」と呼ばれています。寝ている間に起こることもあり、睡眠の質が低下したり、十分な睡眠時間を取れなくなったりすれば、日中の仕事への影響も心配です。

汗の異常、ほてりやのぼせを自覚するようになったら、まずできる対策はセルフマネジメント。夏場はクーラーで冷えた室内で過ごすことが多く、体温調節がさらにうまくいかなくなったり、顔から上は暑いのに手足の先が冷えすぎたりといったことも起こります。熱の放出ができる通気性の良い素材(麻や綿など)の服を選ぶこと、ストールや靴下などで部分的な冷えを防ぐことが必要です。ミニ扇風機などを使用する人もいるようです。

汗を大量にかくことで脱水になりやすいので水分補給も忘れずに。常温や温かいものをとるようにしましょう。自律神経を整えるために、深呼吸をしたり、好きな香りや音楽で気持ちを落ち着かせたりするなど、リラックス法を見つけることも大切です。

出典:シティリビングWeb

その汗、夏の暑さだけではないかも? ※写真はイメージ

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