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聖地巡礼で国内外から訪れるファンも! 旅が一段と楽しくなる“ローカルコンビニ”

  • 2025.7.18

一部のエリアや個人で経営し地元の人々に愛される“ローカルコンビニ”。ここでは、近畿、中国・四国、九州エリアにおける、地元ならではの味わいと温かさに満ちたローカルコンビニの数々をピックアップ。教えてくれたのは、ローカルコンビニ研究家の加藤弘倫さんです。

【近畿エリア】

もより市

もより市は、レールグルメを集めた、京阪沿線の駅ナカ新業態。

レールグルメを集めた、京阪沿線の駅ナカ新業態。
京阪沿線の駅ナカに19店舗。同社運営の工場などで製造された弁当や惣菜が主軸。毎日約800本を売り上げる京橋駅名物のフランクフルトは、ソーセージ自体に味をしっかりつけているため、ケチャップなしで食べられる。「店内には京阪沿線のお店とコラボし、地元民が愛する“レールグルメ”も多数ラインナップ。なかでも大阪の回転寿司『大起水産』の寿司が人気」。もより市

【中国・四国エリア】

ローソン・ポプラ

ローソン・ポプラ。「ポプ弁」を味わいたいなら、いざ山陽地方へ!

「ポプ弁」を味わいたいなら、いざ山陽地方へ!
広島で創業したポプラが、ローソンと業務提携し2021年より一部店舗をブランドチェンジ。ポプラで有名なのが、お店で炊いたご飯をよそってくれる「ポプ弁」。「もちろんこちらでもポプ弁を提供しています。しかも自社工場製なので、採算度外視で惣菜がどれもビッグサイズ。チキン南蛮はたっぷりのタルタルソースで容器からはみだすほど」。18種類もあり、ご飯の大盛り無料も嬉しい。ローソン・ポプラ

くいしんぼ如月

くいしんぼ如月は、高知県民に知らぬ者なし。名物はチキンナンバン。

高知県民に知らぬ者なし。名物はチキンナンバン。
高知市を中心に15店舗。高知県で生まれたローカルチェーンで弁当屋のような雰囲気だが、生活雑貨などの販売も行いコンビニとしての顔を持つ。「もちろん弁当が人気で、なかでも『チキンナンバン』は高知県民のソウルフードといわれるほど圧倒的な知名度。宮崎のチキン南蛮とは異なり、あっさりした竜田揚げ風のチキンにかかるのは酸味の効いた自家製の絶品オーロラソース」。くいしんぼ如月

【九州エリア】

アイショップ

アイショップは、人気アニメにも登場。聖地巡礼で訪れるファンも。

あの人気アニメにも登場。聖地巡礼で訪れるファンも。
パンや弁当の製造を行う「イケダパン」が、主に南九州で展開するコンビニ。「製パン会社が手がけるだけにパンの品揃えは豊富。また各店ごとに独自のアイデアを活かした店作りを行っているので、地元の特産品を並べたりしている店舗も」。種子島の石堂店は、映画『秒速5センチメートル』『君の名は。』にも登場しており、アニメファンが国内外からわざわざ訪れるほど。TEL:0995・65・1008(イケダパン)

島人(しまんちゅ)マート

島人(しまんちゅ)マートは、奄美大島のオアシス的存在。ランチョンおにぎりが美味。

奄美大島のオアシス的存在。ランチョンおにぎりが美味。
奄美大島に5店舗構える。空港から車で近い笠利店は目の前に海が広がり、サンゴ礁が美しくロケーション抜群。「リゾート感あふれるコンビニです。名物は『ランチョン』と呼ばれるおにぎり。アメリカのスパムではなく、ヨーロッパで有名なランチョンミートと玉子をご飯で挟んだ逸品で塩加減が絶妙」。地元素材を使用した「いけざきのアイスキャンデー」なども人気。Instagram:shimanchumart

教えてくれた方・加藤弘倫さん

ローカルコンビニ研究家。息子さんと全国を巡り、プレハヴ名義でのSNSなどでその魅力を発信。書籍に『全国ローカルコンビニグルメ図鑑』(小学館)。

プレハヴ名義でのSNSはこちら

取材、文・鈴木恵美

anan2455号(2025年7月16日発売)より

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