これどうやって計算するか覚えてる？「3.4×0.5」→正しく計算できる？

小数どうしの計算は、小数点が付いているだけで整数の計算よりも複雑に感じるかもしれませんね。

今回はそんな小数点の計算の中でも、小数点の位置に注意しなければいけない掛け算からの出題です。難しそうに感じますが、実はあることを知っているとあっという間に解ける場合があります。

どんなことを知っていると良いか、どうやって解くかをしっかり覚えていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
3.4×0.5

掛ける数に注目して解いていきます。

解説

この問題の答えは「1.7」です。

早速、どこに注目すると簡単に解けるか紹介します。

＜小数の掛け算を楽にする数＞
・a×0.5→a÷2に変えて計算する。
・a×0.2→a÷5に変えて計算する。

このポイントを使って計算を進めると、小数どうしの掛け算だった問題が小数と整数、それも2という計算しやすい数の割り算とすることができますね。

実際に計算していきましょう。

3.4×0.5
=3.4÷2
=1.7

2で割るということは半分にするということなので、とても計算しやすいですね。

では、どうしてこの変換方法で解けるのでしょうか。割り算と掛け算の関係を軸に考えていきます。

＜割り算と掛け算＞
・a÷b=a×1/b

これを適用すると分母が0.5になってしまうので、0.5を分数に変えてから適用します。

5/10は約分できるので、約分してから割り算に戻してみると、

a×0.5
=a×5/10
=a×1/2
=a÷2

となり、簡単な計算にすることができました。

まとめ

今回は「a×0.5」について深く考えていきましたが、「a×0.2」の場合も同様にして整理することができるので、時間がある時に挑戦してみると楽しいかもしれません。

「a×0.5」の形は「a÷2」にして効率よく解いていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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