どうやって計算するか覚えてる？「底辺8cm、高さ6cmの平行四辺形」→面積は？

2025.8.23

平行四辺形の面積の公式は、小学校で学習しますが、正しく覚えているでしょうか。

ここでは、平行四辺形の面積の求め方と、なぜこのような公式になるのかを解説します。

問題

次の平行四辺形の面積を求めなさい。

平行四辺形の面積はどのように計算すればいいのでしょうか。

正しく答えを求めてみましょう。

解説

今回の問題の答えは「48(cm2)」です。

問題の平行四辺形は、底辺8cm、高さ6cmなので、次のように計算ができます。

平行四辺形の面積
=底辺×高さ
=8×6
=48

公式を覚えていれば、簡単な計算になりますね。

平行四辺形の面積の公式

平行四辺形の面積の公式は、「底辺×高さ」です。

しかし、なんとなくうろ覚えで「÷2」が必要なのか、必要ないのかで迷った方もいるのではないでしょうか。
（「台形=(上底+下底)×高さ÷2」、「三角形=底辺×高さ÷2」は「÷2」が必要です）

この平行四辺形の面積に関する公式は、次のように求められます。

ある頂点から垂線を引き、三角形部分を切り取り、反対側に移動させると、長方形に変形できます。

長方形の面積は「縦×横」で計算できますが、この縦と横の長さは、平行四辺形の底辺と高さにそれぞれ対応します。

このように計算できることを知っていると「÷2」が必要ないことは簡単に分かります。

まとめ

「なぜこのような公式なのか」を考えると、より深く数学を理解できるはずです。

ぜひ他の記事の問題にも挑戦し、正しい理解ができているか確認をしましょう！

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

もう一問挑戦！

これどうやって計算するか覚えてる？「台形の面積は？」→正しく答えられる？