「新幹線に“禁酒車両”がほしい」切実な願いに賛成多数も…意外な盲点「家族で分かれる可能性」

夏休みが本格的に始まり、遠方への旅行で新幹線を利用する方も増えてきました。

新幹線では車内でお酒を飲んでいる乗客を見かけることがありますが、酔って騒がれると不快に感じる方もいるようです。一方で、「旅の楽しみだから許してほしい」という声も根強くあります。

そんな中、弊社アンケートには「新幹線に“禁酒車両”がほしい」といった意見が寄せられました。新幹線全体で飲酒を禁止するのではなく、車両ごとに分けてもらえればトラブルが少なくなるのでは？とのこと。

そこで今回は、新幹線に「禁酒車両」を設けてほしいかどうかについて、調査しました。

新幹線に「禁酒車両」、設けてほしい？いらない？

全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです！

新幹線に「禁酒車両」、設けてほしい？という質問に対する回答数は以下のとおりです。

今回は、「設けてほしい」という意見が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

お酒やおつまみの匂いが苦手な人もいるだろうし、お酒が入るとどうしてもハイになってしまうので分けた方がトラブルが起きないと思うから
（30代・男性・会社員）

お酒を飲んでいる男の人がいたら、絡まれたりするのではないかと少し身構えてしまうので
（30代女性・パート・九州）

酔った人が苦手なので、隣に座った人がお酒を飲み始めると恐怖を感じる。
飲酒禁止車両なら夜も安心して乗れる
（60代女性・中部地方）

お酒を飲むと理性がなくなることがあるし、酔っ払って大騒ぎする方がいないのも安心だから
（40代女性・主婦・広島県）

お酒を飲むことによって話し声が大きくなる人もいて、車内で静かに過ごしたい人の迷惑になるから。
（50代女性・パート・愛知県）

酔って騒ぐ人がいる場合もあると思うので、専用車両を設けて別々にした方がトラブルを未然に防げると思うから
（40代男性・会社員・長野県）

旅行の人もいると思うから、距離も長いのでいいと思います。普通の電車と違うからいいかな。
（30代女性・専業主婦・関東地方）

新幹線のホームでご当地のおつまみを買って、乗りながら飲むことを目的とした旅に出ることもあるので、禁酒の席しか空いていないなどのことが起こったら困るから。
（30代女性・会社員・長野県）

お酒を飲むのが好きだから。新幹線の移動時間が長い時には眠ったりもできるし旅行の前に楽しくなれるのでいいと思う。
（20代女性・フリーター・東京都）

人に迷惑をかけるほどたくさんお酒を飲んでいる人を見たことないから。分けなくても良いと思う。お酒を飲む人と飲まない人がいる家族は車両が別れてしまう。
（40代男性・会社員・愛知県）

新幹線でお酒を飲んでいる人から迷惑をかけられたことはないですし、そこまで制限する必要性は感じません。
（40代女性・会社員・北海道）

飲酒のマナーが悪い人に出会ったことがないので、人に迷惑をかけない飲酒なら問題ないと思うから。
（40代女性・業務委託・埼玉県）

アンケートでは「禁酒車両を設けてほしい」という声が多数を占めました。

理由として多かったのは、「お酒の匂いが苦手」「酔っ払いに絡まれた経験がある」「子ども連れで安心して乗りたい」といった、“他人への気遣い”や“安心して過ごしたい”という思いからくるものでした。

一方、「いらない」と答えた人の多くは、「旅の楽しみとして飲みたい」「迷惑行為を見たことがない」「そこまで規制する必要はない」といった自由と現実のバランスを重視する意見が目立ちました。

喫煙が“分煙”されているように、「飲酒」も“棲み分け”ができれば、トラブルや不快感を避けられるかもしれません。ただ、実際に専用車両を設けるには、車両編成や予約システムなど、運用面での課題も多く残ります。

それでも、今後さらに訪日外国人や旅行者が増える中で、マナーの差や感覚の違いからトラブルが起きる可能性も。まずは「飲酒マナー」の周知や注意喚起を徹底することも、ひとつの解決策かもしれません。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/07/17〜2025/07/22
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300

※お酒は20歳になってから。