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管理栄養士「できるだけ避けて」→実は『冷蔵庫の使い方』間違っているかも…食材をダメにする“NG保存法”とは?

  • 2025.8.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

毎日の食生活で欠かせない冷蔵庫。あなたは正しい使い方をしていますか?実は多くの人が「冷蔵庫に入れれば安心」と思い込み、食材を無駄にダメにしてしまう保存の落とし穴にハマっていることが多いのです。管理栄養士も「できるだけ避けてほしい」と注意する、やってはいけない冷蔵庫保存法とは一体何なのでしょう。

この記事では、食材の鮮度を守り、食材ロスや健康トラブルを避けるための正しい冷蔵庫の使い方をご紹介します。

冷蔵庫の使い方、何が問題?意外と知らない食材の『NG保存法』

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

冷蔵庫に食材を入れるだけで大丈夫と思いがちですが、実は保存場所や温度設定、包み方などが間違っていると食材はすぐに傷んでしまいます。たとえば、「野菜は冷蔵庫の野菜室に入れればいつまでも新鮮」と思っていませんか?

<野菜や果物>

野菜の中には寒さに弱い種類もあり、低温障害で変色や劣化が早まることがあります。例えば今が旬の夏野菜。トマトやナスなどは元々寒い場所は苦手なため、チルド室ではなく野菜室での保管がおすすめです。また、ナスやピーマンなどを冷蔵庫にいれる場合はキッチンペーパーなどで1本ずつくるんでから保管しましょう。

<肉類>

お肉を購入したあと、使用するまでパックのまま保存しているという人も多いかもしれません。実はパックに入ったままだと、お肉が空気に触れやすくなってしまい、雑菌が繁殖したり、酸化しやすい状態に
購入後はできるだけすぐにラップなどで包み、冷蔵庫に保存する方が良いでしょう。

また、しばらく調理しない場合は冷凍庫にいれておくのがベター。このときもパックのままではなくラップや食品保存用袋などで保管するほうがおすすめです。

<魚類>

魚も肉と同様に、袋やパックのまま保管すると、酸化や雑菌の繁殖を促進させる原因になります。さらには冷蔵庫の温度設定が適切でないと、鮮度が保てず、味や栄養価も落ちてしまう可能性も。鮮度を保つためには、魚は冷蔵庫に入れる前に水分を拭くのが重要です。できれば、キッチンペーパーとラップでくるんで、アルミ等のトレーで保存するとよいでしょう。

冷蔵庫での失敗を防ぎ、食材を賢く長持ちさせるコツを押さえよう

まとめると、ただ冷蔵庫に入れておくだけでは、食材を長持ちさせることはできないのです。管理栄養士も勧めるポイントは、食材ごとの適切な保存温度と湿度の把握、包み方の工夫、冷蔵庫内の温度管理、そして庫内の整理整頓で冷気の流れをよくすることです。特に「冷蔵庫に入れておけば安心」の考えは捨て、食材の性質に合わせて保存方法を選ぶことが食材ロスを減らす大きな一歩となります。

普段の冷蔵庫の使い方を少し見直すだけで、食材を長持ちさせ、美味しく安全に食べることができます。食材の鮮度を守るため、賢く冷蔵庫を使いこなしましょう。


監修者:かきねキッチン 小池 三代子(Instagram /ブログX

管理栄養士×保育士|実務経験13年|現在はフリーランスの管理栄養士として、栄養相談や献立作成、記事執筆・監修を中心に活動中。「人に寄り添い、無理なく実現できる食生活のサポート」をモットーに、忙しい中でも続けられる、簡単でおいしい時短レシピを発信している。



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