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管理栄養士「なるべく控えて」→実は『虫や汚れ』が入り込んでいる場合も…ブロッコリーの“NGな洗い方”とは?

  • 2025.8.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

スーパーでよく見かける野菜の中でも、栄養満点で人気のブロッコリー。健康や美容に欠かせない食材として、食卓に登場することも多いですよね。でも、実はその洗い方に「それはやらないほうがいいかも」と注意喚起する管理栄養士の声もあるんです。

なんとなくいつも通り洗っているけれども、どの洗い方が正しくて間違っているのか疑問に思うことも…

今回は、意外に知られていないブロッコリーの『NGな洗い方』について詳しく掘り下げてみましょう。

ブロッコリーに含まれる豊かな栄養とは

まずブロッコリーの栄養について注目してみましょう。まず1つ目はビタミンC。免疫力の向上に役立ち、風邪予防だけでなく、肌の健康やコラーゲン生成にも欠かせません。また、ブロッコリーに含まれるビタミンKは骨を丈夫にする作用があります。

さらに食物繊維も豊富。腸内環境を整え、便秘解消や血糖値の急な上昇を抑える働きがあります。ダイエットや生活習慣病予防を考えている方にも嬉しいポイントです。

ただし、水溶性のビタミンなどは水に溶けやすい性質をもつため、なるべく長時間水にさらしたり茹でたりしないほうがベター。電子レンジなどを使用するとビタミンの流出を抑えることができます。

ブロッコリーの『間違った洗い方』って?

野菜を洗うときに手でゴシゴシとこすったり、流水で直接バシャバシャ洗ったりするのはよくある光景。

しかし、ブロッコリーに関して言えば、この洗い方はなるべく控えてほしいとされています。

私達が食べているブロッコリーは、花が咲く前の『蕾』の状態の部分。この蕾の部分は流水だけだと汚れが取れづらく、虫や汚れが入り込んでいる場合があります。そのため、他の野菜と違った洗い方をする必要があるのです。

知っておきたい、ブロッコリー洗いの基本とおすすめテクニック

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

それでは、具体的にどう洗うのが理想的か、いくつかポイントをご紹介します。

まず、ブロッコリーは小房に切り分けず、株のまま洗うのがおすすめ。切り口から栄養素が流れ出るのをふせぎます。洗い方は、はじめに大きなボウルに水をためて、ブロッコリーの茎を上にするような形で数分間浸します。

次に、ざっと手で優しく揺らすようにして汚れを落とします。この時は必要以上に強く揺らさなくてもOK。房の隙間に水が浸透するように意識しましょう。これを2~3回繰り返すことで汚れがとれます。洗い終わったら、水気を切ってから調理に移るのがおすすめ。

また、どうしても細かい虫が心配な人は、少しだけ酢や塩を入れた水に浸す方法もありますが、あまり長くつけるのはビタミン損失につながるため注意が必要です。

ブロッコリーの洗い方を今日から見直そう!

何気なくやってしまいがちなブロッコリーの洗い方。丸ごとボウルで軽く水に浸し、汚れを落とすように洗うだけで十分キレイになります。

せっかくの栄養豊富な食材をいかすためにも、正しい洗い方をマスターして、新鮮で美味しいブロッコリーを毎日の食卓で楽しんでみてはいかがでしょうか?


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。



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