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トマトは『赤ければ甘い』って本当?!→プロが教える、“甘くて美味しいトマト”の見分け方とは?

  • 2025.8.13
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「トマトは赤ければ甘い!」この常識、本当に合っているのでしょうか。スーパーや市場でトマトを選ぶとき、見た目の鮮やかな赤さを基準に選ぶ人は多いでしょう。しかし、果たしてそれだけで美味しいトマトを選べるのでしょうか?実はトマトの甘さや旨味は見た目だけで判断できないこともあり、農家さんやプロの料理人は別のポイントを重視して見分けていることが多いんです。

この記事では、「赤さ=甘さ」という固定概念を解きつつ、本当に美味しいトマトの選び方のコツを徹底解説します。

どんな特徴があれば、口に入れたときに甘く感動できるトマトなのか、わかりやすく紹介しますので、トマト好きさん要必見です!

見た目だけじゃわからない!トマトの甘味と美味しさの秘密

トマトの甘みを視覚で判断するとき、多くの人は「赤くて鮮やかな色」こそが美味しさの目安ではと感じています。しかし実際には、甘みや旨味は見た目の色だけに左右されません。トマトの味に大きく影響するのは、糖度や酸味、そして香りのバランスです。

糖度が高いトマトほど一般的には甘いと言われますが、その糖がどれくらい入っているかは品種や栽培環境、収穫のタイミングによって大きく左右されます。例えば、赤くても糖度が低ければ酸味が強く、さっぱりした味わいに。逆に、表面の赤さが薄めでも糖度が高ければ濃厚な甘みを楽しめます。

さらにトマトの『旨味』はグルタミン酸、グアニル酸などの含有量によって決まるので、甘さだけで味の全てを語るのは不十分といえるでしょう。

トマトの色は視覚的な印象を与えるだけで、必ずしも味覚の良し悪しを完全に示すものではありません。

美味しいトマトを見分けるプロのポイント3選!

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

それでは、本当に美味しいトマトを見分けるためにはどんなポイントを押さえればよいのでしょうか?スーパーで買うとき、家庭菜園で収穫するときに役立つ『プロ直伝』の3つのポイントをまとめました。

  1. ヘタの色をチェック
    ヘタが鮮やかな緑色のものは新鮮で、熟し具合も良好。乾燥して茶色くなっているトマトは鮮度が落ち始めているので、はやめに食べるようにしましょう。
  2. ずっしりと重みを感じるもの
    同じ大きさなら、ずっしり重みのあるトマトのほうが水分を多く含み、ジューシーで味わい深い傾向にあります。
  3. 皮のハリとつや
    皮がしっかり張ってつやのあるトマトは、鮮度が良く、食感も良好です。より美味しく味わうためには、皮にハリやつやのあるものを選ぶと良いでしょう。

これらのポイントを押さえると、単に赤いだけで選んでしまうよりも、おいしいトマトが選べるようになりますよ。

赤さだけに頼らずバランスと状態で選ぼう!

「赤ければ甘い」はひとつの目安にはなりますが、トマトの美味しさにはを決めるには、だけでなく酸味や旨味、さらに香りや食感のバランスが重要です。見た目の赤さだけで判断せず、ヘタの色やトマトの重み、皮のハリ、熟し具合、を総合的に判断して選ぶことが本当に美味しいトマトに辿り着けるコツです。

スーパーでの普段の買い物でも、これらのポイントを意識するだけで格段に満足できる美味しいトマトを手にできるようになりますよ。ぜひ次回からトマト選びの参考にしてみてくださいね。


監修者:初崎 麻衣(Instagram / Facebook

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フードコーディネーター・フードスタイリスト。
フードビジネススクール「チュ・ア・レゾン」卒業後、サラダボウル専門店のメニュー監修、調理家電のメニューブックや記事の監修、キッチンツールの監修など、食を通じた企業とのコラボレーション活動を行っている。



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