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映画『F1®/エフワン』ジョセフ・コシンスキー監督、別エンディングを検討していた

  • 2025.6.30
F1 Abu Dhabi Grand Prix 2024

ブラッド・ピットが『トップガン マーヴェリック』製作チームとタッグを組み、F1の全面協力のもと、世界各地の本物のサーキットコースを使い壮大な規模で撮影された映画『F1®/エフワン』。ジョセフ・コシンスキー監督が、別エンディングも検討したことを『Entertainment Weekly』に明かした。「エンディングについては、何度も議論しました。いくつかのバージョンがありましたが、最終的にソニーの物語としてクライマックスを迎えるという結論に達しました」

ベテランドライバーのソニー(ブラッド)を主人公に、モータースポーツの最高峰であるF1の世界で勝利を目指す人々の生きざまを描く本作。成績不振にあえぐ弱小チームAPXGPのオーナーで、旧友でもあるルーベン・セルバンテス(ハビエル・バルデム)の求めに応じ、カムバックを果たしたソニーは、新人ドライバーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と対立しながら、チームを勝利へと導いていく。

エンディングでは、ジョシュアがチーム念願の初タイトル獲得直前にクラッシュしてしまい、後方に付けていたソニーが、自身初となる世界チャンピオンの座を手にする大団円を迎える。監督はジョシュアにタイトルを与えることも考えたが、彼はまだキャリアの初期であることも一因となり、そうしなかったそうだ。

左からプロデューサーのルイス・ハミルトン、ジョセフ・コシンスキー監督、ブラッド・ピット。
F1 Abu Dhabi Grand Prix 2024左からプロデューサーのルイス・ハミルトン、ジョセフ・コシンスキー監督、ブラッド・ピット。

F1のトロフィーを手にしたソニーはチームを去り、過去のレース事故の後遺症でクラッシュ事故に一度でも遭ったら命を落としてしまう危険性があるにもかかわらず、メキシコ・バハで開催される過酷な砂丘レースにエントリーする。これは、ソニーがドライバーとして死を覚悟していることを示唆しているようだ。「彼が思い描く未来のひとつであることは確かだ。しかし、すぐに死ぬつもりはないと思う。彼にとって重要なのは次の挑戦だ。バハはF1とはまったく異なるから、彼の冒険を目撃するのはワクワクするだろう」

まるで続編を期待させるような答えだが、監督にはすでに構想があるそうだ。「観客が見たいと思うかどうかにかかっています。このチームと仕事ができてよかったし、自分でF1チームを作れたことも楽しかった。APXGPとソニー・ヘイズのこれからが楽しみです」

Text: Tae Terai

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