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【40代以降の女性に読んでほしい「女子マンガ」2選】子育てや更年期など、リアルな悩みに寄り添う一冊

  • 2025.6.23

お話を伺ったのは……

トミヤマユキコ先生 ライター/マンガ研究者

1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号取得。主な著書に『女子マンガに答えがある「らしさ」をはみだすヒロインたち』(中央公論新社)などがある。

「人生まだまだこれから!って 新たな一歩を踏み出す勇気がもてる」

―子育てに親の介護、更年期による体調不良や体力の低下など、心身ともに、地味にしんどいことが重なる40代。トミヤマさんが選んだのは、「いやいや私、まだ終わってないです!」と希望をもてるような作品。

『シジュウカラ』は、長年漫画家のアシスタントをしている女性が主人公。
マンガは趣味でしょ? と夫や息子からは小馬鹿にされているのですが、大昔に描いたマンガが電子書籍でヒットしたことを機に、もう一度マンガを描き始める。
40代から人生が好転し、妻でも母でもない、自分を取り戻していく話です。人生が停滞する時期に読んで、元気になってほしいですね。

40代以降には『海が走るエンドロール』 もおすすめ。
夫と死別した主人公が65歳で美大に入り、映画監督を目指します。40代の“地味に重たい時期”を乗り越えたその先。
今からでも新たに始められることがある、と背中を押してくれる物語です」

『メタルフォーゼの縁側』 も、75歳の老女がBL(ボーイズラブ)コミックに夢中になる話。

「死ぬまでマンガを読む時代に突入しているので、工夫次第でできることがある、第二の人生のロールモデルになる作品を読んでほしいです」

\40代以降の女性におすすめの女子マンガ2選/

『シジュウカラ 1』坂井恵里

人生は思わぬことで好転する

アシスタント歴20年を超えて漫画家という夢を諦めた39歳の綿貫忍は、過去の作品が電子書籍で売れたことから、再びマンガを描き始め、人生が変わっていく。

「22歳のかっこいいアシスタント男子の登場など、恋愛の要素もあっておもしろいです」全10巻。¥759(双葉社)

『海が走るエンドロール 1』たらちねジョン

何歳からでも調整していい

夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子は、美大生の男の子との衝撃的な出会いから、自分が「映画を撮りたい側」の人間だと気づき、彼と同じ美大で映画作りを学ぶことに。

「もう一度何かに挑戦したいと思える、背中を押してもらえる作品です」既刊7巻。¥759(秋田書店)

text:Mayumi Akagi

リンネル2025年6月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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