小学生でも分かる問題にチャレンジ！「7/3×6」→正しく計算できる？

今回の計算は分数×整数の問題です。

小学生のころはスラスラ解けたかもしれませんが、大人になってからは目にすることがあまりないジャンルですね。

解き方を忘れてしまっている場合があるので、しっかりと復習しておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
7/3×6

この6を分母と分子のどちらに掛けるのが正しかったでしょうか。

この問題の答えは「14」です。

早速、解き方のポイントを復習していきましょう。

＜分数×整数の計算＞
整数を分子に掛ける。
※掛ける前に分母と約分しても良い。

実際に計算してみましょう。6を分子の7に掛ける前に、分母の3と約分することができそうですね。

7/3×6
=7/1×2
=14/1
=14

もし約分せずに計算したとしても、

7/3×6
=42/3
=14/1
=14

最後に約分できれば問題ありません。

では、どうして分母ではなく分子に掛けるのか考えていきましょう。ポイントは整数を分数で表すとどうなるか、です。

＜整数を分数にする＞
分母を1として分子に整数を書く。

つまり、この計算は「7/3×6/1」という分数どうしの掛け算に表すことができます。

分母にある1は最終的に省略されるので、はじめから書かずに6を分子に掛けることで答えを求めることができます。

整数を分数に直す過程を省略して、はじめから分子に掛けていく方法で計算していきました。

正しい答えを出すことができるというのはもちろん、なぜ分子にだけ掛ければ良いかを説明できるようになると、数学力がアップしますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

これどうやって計算するか覚えてる？「2/3×6」→正しく計算できる？