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意外に間違える人が多いかも…?「5682−1225」→5秒でチャレンジ

  • 2025.7.15
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桁数の多い数の引き算は難易度が上がりますが、繰り下がりが発生すると、さらに難易度が高くなってしまいますね。

今回はそんな難しい引き算を、筆算なしで素早く簡単に計算する方法を試してみましょう。慣れない工夫の仕方かもしれないので繰り返し解いてみてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
5682−1225

解説

この問題の答えは「4457」です。

繰り下がりがある部分は一の位だけなので、無理やり繰り下がりをなくしてから計算してみましょう。

<繰り下がりのある計算>
・繰り下がりがある位の数を同じ数に揃えて計算する。
・その後、帳尻合わせとしての計算を忘れない。
※帳尻合わせの際に、繰り下がりがあるかもしれないが引く数は小さいので暗算でも計算できる。

つまり、5682を5685だとして計算していきます。「5682=(5685−3)」として計算します。

5682−1225
=(5685−3)−1225
=5685−3−1225      ・・・(1)
=5685−1225−3      ・・・(2)
=4460−3
=4457

繰り下がりがないことが分かっているので、スッキリと計算することができました。

(1)から(2)への式変形の際には、交換法則が使われています。

<交換法則>
計算する数を入れ替えても結果は同じになるという法則。
a+b=b+a

ただし、足し算にしか使えないので、引き算の場合は「負の数の足し算」と捉えて交換法則を利用します。

5685−3−1225      ・・・(1)
=5685+(−3)+(−1225)
=5685+(−1225)+(−3)
=5685−1225−3      ・・・(2)

交換法則を使えば、計算順序を変えられるので、計算が楽になりますね。

まとめ

数字が大きい計算は、計算しやすくなるまで数を調整してみましょう。

今回は、繰り下がりがある引き算の引かれる数を、繰り下がりが発生しない引き算になるように数を調整することで簡単に解くことができました。

さらに、交換法則を使うことで、素早く計算できるようになることを覚えておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

工夫して10秒で計算してみて!「9003−4997」→暗算できる?
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