1. トップ
  2. 管理栄養士「なるべく避けて」→実は『マヨネーズ』を劣化させている…意外とやりがちな“NG保存法”とは?

管理栄養士「なるべく避けて」→実は『マヨネーズ』を劣化させている…意外とやりがちな“NG保存法”とは?

  • 2025.8.10
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

キッチンの定番調味料、マヨネーズ。サンドイッチやサラダ、から揚げの付け合わせなど、幅広く活躍してくれる便利なアイテムですが、その保存方法については案外知られていないポイントも多いんです。特に「冷凍保存しても大丈夫?」「常温で置いておいてもいいの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか?

今回はそんな意外と知らないマヨネーズのNGな保存方法について、ポイントをわかりやすく解説していきます。

マヨネーズ保存でやりがちな間違いとは…

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

まずは常温保存について。未開封であれば、高温多湿を避け、常温での保存は可能ですが開封後は冷蔵庫で保管をしましょう。賞味期限は商品によって異なりますが、開封後1ヶ月程度で食べきるのが安心です。

開封後すぐに冷蔵庫に入れておけば安心!と思うかもしれませんが、置く場所によってはNGなケースがあるんです。

マヨネーズを保存する場合、冷蔵庫の冷気の吹き出し口付近で保存することは避けましょう。実は0度以下の低温に長時間置かれると中身が分離してしまいます。一度分離してしまうと戻らないため、低温になりやすい吹き出し口付近に置くのはなるべく避けましょう。

同様に、冷蔵庫のチルド室も低温になりやすいため、別の場所での保管が好ましいとされています。

分離したマヨネーズは食べないで!

前述の通り、低温状態に置かれた場合マヨネーズは分離してしまいます。低温状態だけでなく、温度や温度の高い場所に置いておいた場合にも同様です。

マヨネーズは卵をつかっていますが、酢や塩などの殺菌効果で腐りにくい状態になっています。ところが、分離してしまうと水分と油分が分かれてしまい、そこで微生物が繁殖しやすくなる可能性があります。分離してしまったマヨネーズは食べないようにしましょう。

これは市販のマヨネーズだけでなく手作りのマヨネーズなども同様に注意が必要です。

NGな保存方法は今日から改善

マヨネーズは冷蔵庫に入れて保存することはもちろん、置き場所にも注意して保存しましょう。

保存方法を間違えてしまうと、衛生面でもリスクが高まります。日々何気なく使っている調味料だからこそ、正しい保存方法を知って賢く付き合いたいもの。この記事で紹介したポイントを実践して、いつもの食事をもっと美味しく、安心して楽しみましょう!


監修者:工藤まりえ

大学にて栄養学と分析化学を専門とし、管理栄養士免許を取得。卒業後は都内飲食系会社にてフードコーディネーターとして勤務。また、管理栄養士としてはスポーツジムに通う方を対象に、体質改善・ダイエットのための栄養指導を実施。短期的な痩身だけではなく、健康的で太りにくい体質への改善を目指した、専門的かつ行動に移しやすいアドバイスを毎月100名程に対して行っている。



電車で『痴漢扱い』されたら…逃げた方が有利って本当?!→ 冤罪に巻き込まれた時の“NG行動”とは?【弁護士が監修】
電車で『痴漢扱い』されたら…逃げた方が有利って本当?!→ 冤罪に巻き込まれた時の“NG行動”とは?【弁護士が監修】