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意外と読めないかもしれません。【難読漢字】「論う」はなんと読む?読めたらスゴい。

  • 2025.8.14
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普段は見慣れないけれど、知っていると俄然自慢できる難読漢字。その中でも「論う」という漢字、あなたはどう読みますか?

日常生活であまり見かけないこの漢字ですが、実は「論う」と書いて特定の動詞を表します。

読みが難しいだけでなく、その意味もどこか深く考えさせられるもの。この記事では、「論う」の正しい読み方とその使い方、さらには歴史的背景まで掘り下げていきます。読めたらかなりスゴいですよ!

知識欲を刺激する!「論う」の読み方と意味に隠された特徴

「論う」の読み方は、「あげつらう」と読みます。

比較的目にすることが少ない言葉なので、初見で正しく読める人はかなり限られるでしょう。読み方だけでなく意味も面白いんです。

「あげつらう」は、物事の可否を論じたてる、また、些細な非などを取り立てて大袈裟に言うと言う意味を持ち、細かい点を問題にしたり、つまらない点を取り上げて批判・議論することを表します。つまり、議論や話し合いというよりは、どちらかというと細かな間違いや矛盾をあげつらって責め立てるニュアンスが強い言葉なんですね。

この言葉は日常会話で頻繁に使われるわけではありませんが、文学作品や公式文章、あるいは法律の場面では時折見かけることがあります。たとえば、ある裁判の判決文で、被告側の主張に対して「論う」表現が使われていたりします。そんな場面で使われると、ただ話し合うだけでなく、深く問題点を掘り下げて指摘するニュアンスが伝わりやすいわけです。

「論う」と似た表現

「論う」は難読漢字ですが、意味的に近い表現がいくつかあります。例えば「議論する」「討論する」などが一般的ですが、これらは単に意見を交わすことを指し、「あげつらう」はより鋭く批判的に指摘する側面があります。

さらに、日本語の難読漢字には、こうした一度立ち止まって意味を考えたくなる言葉がたくさんあります。「論う」を覚えることで、難しい文章を読む力も養えますし、言葉の幅が広がります。ちなみに、同じ「論」という字を使った言葉には「論評」「論戦」「論破」など、議論に関わるものが多く、漢字自体が「深い話し合い」を意味する要素を持っています。

現代において、SNSやネット上のディスカッションでも、この「論う」の精神を持つことは重要です。言葉の意味を知ることで、ただ感情的に罵り合うのではなく、筋道を立てて問題をあげつらい、健全な議論を展開するヒントにもなるかもしれませんね。

見知らぬ漢字の扉を開こう!「論う」を知れば日本語力アップ間違いなし

今回は「論う」という難読漢字について、その読み方「あげつらう」や意味、類似表現、そして背景にある文化的な側面まで幅広く紹介しました。知っていると役立つだけでなく、言葉の奥深さに触れることで、文章を読む楽しみも増します。

普段の生活ではなかなか目にしない漢字でも、こうして掘り下げればぐっと身近で面白い存在になるはずです。

ぜひ覚えて、クイズや語彙力アップにも役立ててください。読めたら本当にスゴいこの難読漢字、一つの知識の引き出しとして持っておくだけで、周囲の人を驚かせること間違いなしです!

参考文献:小学館『デジタル大辞泉』