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「今の映画界が求める役者」TikTok“200万回再生超”の小説、監督も大絶賛の“実力派若手女優”主演で映像化

  • 2025.9.3

10月24日に全国公開される、映画『恋に至る病』。原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)だ。2020年3月末の発売直後から、TikTokの書籍系アカウントで紹介された動画が200万回を超える再生数を記録し、大きな話題となった本作は、30回以上の重版を重ね続けているベストセラー小説。その衝撃的な恋愛小説がついに実写映画化される。メガホンを取るのは、興行収入13億円を突破した大ヒット作『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督だ。

実力派の若手俳優2人がW主演

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(C)2025『恋に至る病』製作委員会

W主演のひとり、内気な高校生・宮嶺望を演じるのは長尾謙杜。現在はライブツアーの真っ最中で、来年にはドームライブの初開催も控える「なにわ男子」の最年少メンバーである。俳優としては『おいしくて泣くとき』での映画初主演を皮切りに、『室町無頼』『俺ではない炎上』、そして本作と、今年だけで4作に出演するなど、今最も注目される若手俳優の一人だ。もう一人の主演・寄河景を演じるのは山田杏奈。2016年のスクリーンデビュー以来、『ミスミソウ』『小さな恋のうた』『山女』などで着実にキャリアを積み、『ゴールデンカムイ』『正体』では第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞。その確かな演技力で知られる彼女が挑む“殺人犯へと変わりゆく恋人”という役柄は、映画ファン待望の新たな挑戦といえる。

場面写真の公開でさらに公開への期待が高まる

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(C)2025『恋に至る病』製作委員会

不器用で真っ直ぐな初恋、同級生の不可解な死、そして恋人に抱く恐ろしい疑念――抑えきれない純粋な想いが交錯し、ふたりが迎えるのは〈切なすぎるラスト4分〉と〈明かされる彼女の本心〉。“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”に期待が高まる。

今回解禁されたのは、山田杏奈演じる寄河景の〈清らかさ〉と〈危うさ〉、二つの顔を捉えた場面写真4点。
普段の景は、誰にでも明るく接する学校のヒロイン的存在。転校生の宮嶺(長尾謙杜)とは正反対の性格だからこそ、自分にない魅力に惹かれ、やがて「どんな私でも守ってくれる?」という約束を交わし恋が芽生える。しかし、同級生の不審死をきっかけに、宮嶺の心には“景が殺人犯なのでは”という疑念が芽生えていくのだ――。

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(C)2025『恋に至る病』製作委員会

教室で宮嶺に優しい眼差しを向ける姿と、陰りを帯びた横顔の対比からは、心の奥を見せない景の内面や純粋な恋心、そして疑念を残す余白がにじみ出ており、ただそこにいるだけで圧倒的な存在感を放っている。
また、教室を離れた場所でクラスメイトと二人きりになり、じっと自分の手を見つめるカットでは、淡々とした冷静さの中に不穏な気配が漂い、“景の本心はどこにあるのか?”と観客に問いかけるようなミステリアスな雰囲気を醸し出している。さらに、宮嶺を真っ直ぐに見つめるカットでは、疑念と恐怖を抱き始めた彼に対し「好きだからこそ信じてほしい」と訴えるかのような強い意志が感じられ、瞳の奥に潜む悲しみからは純粋な恋心が伝わってくる。

“余白に意味をもたせる”演技

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(C)2025『恋に至る病』製作委員会

そんな景を演じる山田は、『ミスミソウ』(2018)で映画初主演を飾り、『樹海村』(2021)や『ひらいて』(2021)などで、揺れ動く10代の繊細な感情を生々しく描き出す演技で注目を集めた。本作では逆に“見せない”ことで観客を惹き込み、“可愛らしさ”と“危うさ”を両立させた存在感を放っている。台詞に頼らず、視線や表情の微妙な揺らぎを繊細にコントロールし、独自の空気感を作り出す姿は、俳優としての進化そのものだ。第48回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞・新人俳優賞をW受賞し確固たる評価を得た彼女が、本作では“余白に意味をもたせる”演技でさらに観客を魅了する。

廣木隆一監督も「不安定さと強さを併せ持つ景という役を、自然に演じている。本当に今の映画界が求める役者さんだと思います」とコメント。真っ直ぐな視線と、触れるのをためらわせるような透明感を併せ持つ景という役柄は、山田杏奈がこれまで築き上げてきた“静かな強さ”を軸に、より複雑で深みのある感情表現を必要とする。その挑戦が成立するのは、観客に“考える余白”を与えられる俳優だからこそ。本作が描き出す、恋と疑念が交錯した先に待つ“切なすぎるラスト4分”と“景の本心”――。山田杏奈の新たな境地に注目すべきである。


映画『恋に至る病』2025年10月24日(金)全国公開

出演:長尾謙杜、山田杏奈 ※W主演作品となります
醍醐虎汰朗、中井友望、中川 翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)、忍成修吾、河井青葉、前田敦子
監督:廣木隆一
脚本:加藤正人、加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
制作プロダクション:アスミック・エース ダブ 配給:アスミック・エース
(C)2025『恋に至る病』製作委員会


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