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意外にも初めて…!「安心感」「心して観ます」夏の新作映画で“二大美声俳優”の期待を超えた初共演

  • 2025.8.12

2025年8月15日、終戦記念日に公開される新作映画『雪風 YUKIKAZE』。太平洋戦争中に実在し、沈没艦船の乗員救助に尽力した駆逐艦「雪風」は、海に投げ出された仲間たちを救い、日本に約13,000名を送り返した。その史実に基づいて映画化された本作の主演は、雪風の艦長・寺澤一利役の竹野内豊。頼れる先任伍長・早瀬幸平役は、竹野内と待望の初共演となる玉木宏。さらに、引っ張りだこの若手俳優、奥平大兼と當真あみも重要な役柄で出演している。

『雪風 YUKIKAZE』

今から80年前の太平洋戦争中、激戦で海に投げだされた多くの仲間たちを救い、必ず共に日本に還って来た一隻の駆逐艦「雪風」。この艦は、海軍で“幸運艦”と呼ばれるようになったという。

駆逐艦は、「大和」や「武蔵」といった戦艦に比べ、遥かに小型で軽量、高速で小回りが効くため、その機動性を活かし、先陣を切って魚雷で戦い、艦隊を護衛していた。さらに上陸支援、兵員や物資の輸送、沈没艦船の乗員救助などを担っていた。“海の何でも屋”、“海軍一の働き手”として数々の戦場で活躍したが、なかでも「雪風」は、敵弾をかいくぐりながらその任務を果たし、必ず生き抜く。そして、そのまま戦場に留まり、海に投げ出された仲間たちを沈没する僚艦から救い、共に帰還させた。映画『雪風 YUKIKAZE』は、その驚くべき史実を背景に、豪華キャスト共演で、太平洋戦争の渦中から戦後、そして現代へと繋がる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を、壮大なスケールで描出している。

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(C) 2025 Yukikaze Partners.
ストーリー

真珠湾奇襲攻撃による日米開戦以降、ミッドウェイ、ガダルカナル、ソロモン、マリアナと、すべての苛烈な戦いを生き抜き、どの戦場でも海に投げだされた多くの仲間たちを救い、必ず共に日本に還って来た一隻の駆逐艦があった。その名を「雪風」。いつしか海軍ではこの艦を“幸運艦”と呼ぶようになる。それは沈着冷静な艦長の卓越した操艦技術と、下士官・兵を束ね、彼らから信頼される先任伍長の迅速な判断によるものだった。時にぶつかりながらも、互いに信頼し合っていく二人。そして「雪風」は、ついに日米海軍が雌雄を決するレイテ沖海戦へと向かうことになる…。

参考:映画『雪風 YUKIKAZE』公式サイト

心に刺さる名セリフが印象的な竹野内豊

『雪風 YUKIKAZE』で主演を務める竹野内は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』にて、「やなせたかし」にあたる柳井嵩(北村匠海)の伯父で、育ての親でもある医師・柳井寛を演じて反響を呼ぶなど、映画やドラマに欠かせない俳優。

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(C) 2025 Yukikaze Partners.

『雪風 YUKIKAZE』で竹野内は艦長の寺澤に扮している。絶えず冷静に指示を下し、時に型破りな判断で激戦をくぐり抜け、見事なリーダーシップを発揮するキャラクターを体現している竹野内。

武士道を信念に置いた、いわゆる一般的な軍人像とは一線を画す、澄み切った人間性の寺澤。彼は、さまざまな資料を基に生み出されたオリジナルキャラクターだ。田中麗奈が演じる妻・志津と、幼い一人娘がいる寺澤が、予告編でも観られる場面で、娘が大人になる頃の日本がどうなっているのだろうかと聞かれた際、しみじみと「普通がいいな」と答える表情にグッと来る。

先行上映会で鑑賞した人も、SNSに「『普通がいいな』という言葉が刺さった」「日常の尊さを改めて考えさせられる作品」という感想をアップしていた。竹野内自身も、公式サイトに「一人ひとり、少しでも多くの皆様方の心に届き、考えるきっかけになれば幸いです」とコメントしている。

竹野内豊も絶賛する玉木宏の熱演ぶり

本作が意外にも竹野内と初共演だったという玉木は、率先して体を張り、1人でも多くの仲間を救うために奮闘する、とても頼りになる先任伍長の早瀬を熱演。これまで、『真夏のオリオン』や『沈黙の艦隊』で艦長役を演じてきた玉木。今回は、下士官・兵を束ねる、荒っぽい駆逐艦乗りたちの兄貴分に扮し、熱くなると寺澤艦長にさえ物申すこともある、有能且つ“男の中の男”といったキャラクターを演じている。

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(C) 2025 Yukikaze Partners.

ぶつかり合うことがあっても、階級の差を超えて信頼し合う寺澤と早瀬のやり取りを観ていると胸が熱くなる。SNSでも「初共演、心して観ます」「竹野内豊と玉木宏の安心感」といったコメントが見られるが、期待を超えた初共演となっていること請け合いだ。

また、7月9日に開催された本作の完成報告イベントで竹野内も語っていたが、玉木の鍛え上げられた体は、乗員たちが常に頼りにする逞しい先任伍長そのものといったイメージで、思わず釘付けになってしまう。竹野内は玉木の声についても「腹から響き渡る声」だと褒めていたが、竹野内と玉木は“二大美声俳優”と言いたくなるほど、2人とも良い声だと思うので、寺澤と早瀬の会話シーンにも注目してほしい。

人気若手俳優2人の瑞々しい好演

2025年1月期に放送されたドラマ、TBS系 日曜劇場『御上先生』でも存在感を示した奥平は、ミッドウェイ海戦で、沈没した巡洋艦から海に投げ出され、「雪風」に命を救われた若き水雷員・井上壮太役を演じている。「1人残らず引き上げる」という信念を持つ早瀬に助けられ、尊敬を抱く井上を好演している奥平。

SNSでは、ポスターを見た人から「勇敢な姿が胸を打つ」というコメントが見られたり、「どんどん活躍していて、観るのが待ち遠しい」といった期待の声も上がっている。

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(C) 2025 Yukikaze Partners.

現在放送中のドラマ『ちはやふる-めぐり-』で主演を務めている當真は、早瀬の妹・サチ役に扮しているが、遠い海上で戦っている兄を想って手紙を書き、健気に日常を生きている少女を瑞々しく演じている。

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(C) 2025 Yukikaze Partners.

中井貴一、石丸幹二、益岡徹、藤本隆宏ら、ベテラン実力派俳優も多数出演し、二度と繰り返してはいけない戦争の過酷さや、多大な犠牲が綴られる映画『雪風 YUKIKAZE』。

「公開日が終戦記念日ということもあり、絶対に忘れてはいけないという願いも込められていると思います」というコメントをSNSで見つけ、本当にその通りだと痛感した。豪華キャストで贈る『雪風 YUKIKAZE』は、必見の超大作だ。


映画『雪風 YUKIKAZE』2025年8月15日(金)全国公開
出演:竹野内豊、玉木宏、奥平大兼、當真あみ、藤本隆宏、三浦誠己、山内圭哉、川口貴弘、中林大樹、田中美央、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一
監督:山田敏久 脚本:長谷川康夫
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/バンダイナムコフィルムワークス
公式サイト:https://www.yukikaze-movie.jp/
(C) 2025 Yukikaze Partners.

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ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP



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