1. トップ
  2. レシピ
  3. 【MLB】5回1失点で復活アピールのカーショー、白星消滅よりも気になる問題点とは……「変な癖が付いてしまった」

【MLB】5回1失点で復活アピールのカーショー、白星消滅よりも気になる問題点とは……「変な癖が付いてしまった」

  • 2025.5.29
クレイトン・カーショー(C)Getty Images
SPREAD : クレイトン・カーショー(C)Getty Images

ドジャースは28日(日本時間29日)、敵地でのガーディアンズ戦に臨み4-7で敗れた。先発のクレイトン・カーショー投手が5回1失点という力投。勝ち投手の権利を得てマウンドを降りたが、2点リードで迎えた8回に救援陣が捕まり、逆転負けを喫した。「1番DH」で出場した大谷翔平投手は3打数無安打1四球に終わり、自身初の4戦連発とはならなかった。

■「続投できるほどの内容ではなかった」

今季3度目のマウンドに上がったカーショー。初回1死からアンヘル・マルティネス外野手、ホセ・ラミレス内野手に連打を浴び、あっさり失点。ただ、その後は要所を締める粘りの投球で、追加点を許さなかった。結局5回6安打1失点でまとめたレジェンド左腕は、勝ち投手の権利を得て降板した。
しかし、ドジャースにとって救援陣が誤算だった。4-2とリードして迎えた8回、タナー・スコット投手、アレックス・ベシア投手が打ち込まれて一気に5失点。このカードのスイープを目前にしながら、まさの逆転負けを喫した。
今季初勝利と通算213勝目を逃したカーショーは試合後、「1回を最少失点で切り抜けられたことは大きな意味があった。ダメージを最小限に抑えられたからね」と振り返った。続けて「いいボールが何球か決まって、5回までは何とか投げ切れたけど、明らかに続投できるほどの内容ではなかった。だからリリーフ陣に多くのイニングを投げさせることになってしまった」と話し、悔しさをにじませた。

■「投球フォームを修正しているところ」

その上で、「まあ、こういうことは時々起こるから……。もちろん悔しいけどね。でも前進している部分もあるし、もっと投げることで良くなっていくと思う。全体的に見れば、これだけ内容が悪くても1失点で済んだのはポジティブなことだと思う。だから、もう次に向かうよ」と前を向いた。
昨年11月に左膝半月板と左足親指の手術を行ったカーショーは、今季開幕から負傷者リスト入り。マイナーでの登板を経て、今月17日のエンゼルス戦で260日ぶりとなる復帰登板を果たした。
その長いリハビリ過程が影響したのか、取材対応中には「実は最近、投球フォームに少し問題があって色々修正しているところだ」と明かし、「しっかり修正しなきゃいけない点がいくつかある。たぶん、自分でも気づかないうちに変な癖が付いてしまったんだ。昨年あまり調子が良くなかったこともあって、そういう悪い癖を身に付けてしまったんだと思う。だから最初の数登板は、ある意味で成長痛みたいなものかな。本当に長い間、投げてなかったからね」とした。
メカニクスに問題を抱えながら5回1失点でまとめたカーショー。修正後の投球に注目が集まりそうだ。

元記事で読む
の記事をもっとみる