客「990円のお会計に1,010円」店員「…10円お返しします」明らかな計算ミス、指摘できる？

お客さんがお釣りを「50円」や「100円」でもらおうとして小銭を出す際、計算が間違っていることがありますよね。

SNSに「990円のお会計に1,010円を出されたので、『10円はそのままお返ししますね』と伝えたら『そのまま受け取れ！』と怒鳴られた」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

例えば、「970円のお会計のとき1,020円出して50円玉のおつりをもらおうとする」ということはよくありますが、その計算を間違えてしまうお客さんも少なくないようです。

そこで今回は、お客さんがおつりの計算間違えていたら指摘するか、指摘せず受け取って清算するかを、レジ業務の経験がある方に調査しました。

お客さんがおつりの計算間違えていたら指摘する？指摘せず受け取って清算する？

全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです！

「お客さんがおつりの計算間違えていたら指摘する？指摘せず受け取って清算する？」という質問に対する回答数は以下のとおりです。

今回は、ほぼ半々ですが「指摘せず受け取って清算する」という意見が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

小銭を減らしたい意図だと思うので、結局変わらない場合はお声がけします。そのまま返すより「このままだと10円そのままお戻しになってしまうのであと○○円ありますか？」とお声がけする方が多かったです。
（30代女性・事務員・北海道）

50円や100円でおつりがくるように、「あと小銭を〇〇円出していただけたら〇〇円でお返しできますよ」などと説明する。大体のお客さんはそれで納得してくれましたので。
（40代女性・東京都）

会計が合わなくなる恐れがあるので、トラブルの元にならないように、「おそれいりますが…」と丁寧に確認や指摘するのがベストだと思うから。
（40代男性・会社員・静岡県）

金銭のやり取りは正確さが最優先。たとえ相手のミスでも、トラブル防止のために指摘すべき。
（30代女性・会社員・大阪府）

返すときに気まずくなるので、先に指摘します。お客様に嫌な思いをさせないように明るく説明するようには心がけています。
（30代女性・パートタイム・愛知県）

気づいた場合は指摘というか一度お客さんにこの金額でいいか確認する。崩したい場合もあると思うから。
（30代女性・関西地方）

仮に間違えていたとしても、それを指摘した場合になんらかのトラブルに発展すると嫌なので指摘したことはありません。
（30代男性・会社員・九州地方）

話してトラブルになったりしても面倒だから、気づかないふりしてそのまま会計します。
（40代女性・パート・大阪府）

お客さんに指摘することが親切だとは思っていない。良かれと思って指摘することでお客さんが恥ずかしい思いをしたり、イヤな気持ちになって欲しくないから。
（40代女性・専業主婦・愛知県）

相手の立場やプライドに配慮し、間違いを指摘することで気まずい雰囲気になるのを避けるためです。
（50代男性・会社員・千葉県）

指摘するのがめんどくさいし、お客様が出したお金なので店員はそのまま受け取るべきだと思うから。
（20代男性・会社員・山梨県）

面倒なので何も言わず、おつりは計算通りで返します。指摘してもよいけれど、イライラしそう。
（40代女性・主婦・愛知県）

親切心で指摘したら怒られたことがあるので指摘しないで清算するようにしていました。
（30代女性・会社員）

指摘して自分の勘違いだったら相手に迷惑をかけてしまうので、とりあえず受け取って清算するようにしていた。
（30代男性・フリーター・東海地方）

今回のアンケートで「指摘する」と回答した方は、「小銭を減らしたい意図なら指摘する」「トラブルにならないように指摘する」という意見が多く寄せられました。また「返すときに気まずくなるので、先に指摘する」という方も。

一方「指摘せず受け取って清算する」方は「トラブルに発展しないように」「お客様に恥をかかせないように」「指摘するのが面倒なので」という回答が多く見られました。

今回の調査の結果では、指摘する場合も指摘しない場合も、トラブルにならないように気を遣われている店員さんが多いのが印象的でした。レジでのコミュニケーションはほかのお客さんを待たせることになる場合もありますが、お客さん側も一言意図を伝えられれば齟齬がなくなるかもしれませんね。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/05/30〜2025/06/02
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300