1. トップ
  2. 恋愛
  3. 初めて新車を買おうとしたら、予算オーバー! 母に差し出された分厚い封筒。でもそれは──母の愛にホロリ

初めて新車を買おうとしたら、予算オーバー! 母に差し出された分厚い封筒。でもそれは──母の愛にホロリ

  • 2025.5.2

消費税や諸費用を考えずに、物品の購入を検討していて「思っていたよりも出費が膨らんでしまった!」という経験はありませんか? 筆者は若さゆえに知識不足で欲しかったものに手が届かず、悩んだ経験があります。今回はそのときの実体験を紹介します。

画像: 初めて新車を買おうとしたら、予算オーバー! 母に差し出された分厚い封筒。でもそれは──母の愛にホロリ

自分の車が欲しい私

10代後半から20代前半の頃、周囲には車の免許を取る友人が多く、私も免許へのあこがれがありました。
それと同時に『免許を取得したら、自分の車が欲しい!』といった願望も強まります。

どうしても自分の車が欲しかった私は、バイト代のほとんどを貯金に回し、ある程度お金が貯まったところで、車を購入することを決意します。

ディーラー

『自分の車』を購入するために、母に付き添ってもらい向かった先は、車のディーラー。

そこで欲しかった車の新車について話していると、私が想定していた『車体価格』とは別に諸々の諸費用がかかり、車体価格に諸費用が加わった金額が購入価格だと初めて知りました。

欲しかった車種の新車を購入するには、私が貯めてきたお金では足りません。

そのためその日は一旦帰り、欲しかった車を中古で購入するか、欲しかった車種は諦めてほかの車種の新車を購入するかの2択で悩むことに。

家に帰ってからどれだけ考えても、やはりあこがれの新車への思いが強く、どちらにも決めきれず思い悩んでいました。

分厚い封筒

ディーラーから帰った晩、ひたすら悩んでいると、そこに母が登場。

母は分厚い封筒を差し出し「これを足したら、欲しかった車が買えるんじゃないの?」と言ったのです。

その封筒を確認すると、そこには80万円という大金!
思わず母に「何これ!?」と尋ねました。

母の愛

母は「あなたが毎月生活費だと言って家に入れていたお金よ。あなたが家を出るときに渡そうと思って貯めていたんだけど、いま必要なのかなと思って。」と話してくれました。

このお金を受け取り、無事念願の車種を新車で購入!

バイトを始めて以来、生活費として渡していたお金を、まさか母が私のために貯めてくれているとは思いもせず、衝撃と感謝の気持ちでいっぱいに。

その車は大切に大切に長く乗りました。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

元記事で読む
の記事をもっとみる