60代男性「店員に手伝ってもらいたい」スーパー店員の“悲痛の叫び”が届かない“意外なワケ”

コンビニやスーパーをはじめ、さまざまな店舗でセルフレジが導入されています。そのセルフレジの操作に戸惑うお客さんも多く、中でも最初から全て店員さんへ丸投げしてしまうお客さんもいるのだそう。店員さんのSNSアカウントでは、嘆きの声がよく投稿されています。

そこで今回は、弊社のアンケートに寄せられた「スーパーのセルフレジでの迷惑な客エピソード2選」を紹介します。

１、セルフレジなのに全てを店員さんに手伝ってもらうのはなぜ？

セルフレジを利用するというSNSアカウントで、「セルフレジだけど店員さんに全てやってもらった」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、「セルフレジを使用しているのに最初から全て店員さんに手伝ってもらおうとする理由」をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

とにかく新しい機械の扱いが苦手だから。スムーズに操作できないと後ろで待っているお客さんに対しても申し訳ないから店員さんに手伝ってもらいたい。
（60代男性・アルバイト・北海道）

セルフレジは商品のバーコードを読み込むのが面倒だと感じるので、店員さんにやってもらいます。
（40代男性・自営業・関東地方）

一部のキャッシュレス決済しか対応していなかったりバーコードがなかった場合のスキャンに戸惑ったりなど、便利な反面、分からない点が多く店員さんを呼ばざるを得ない。
（40代女性・会社員・大阪府）

自分では問題なくできるだろうと考えて使い始めると上手くいかないことがあり、それを見ていた店員さんが手伝ってくれて結局自分は見ているだけという状態になったことがあります。
（60代・男性・定年退職・広島県）

セルフレジで店員さんに「手伝ってもらったことがある」に41票、「手伝ってもらったことはない」に259票が集まりました。

手伝ってもらったことがないという方からは「店員さんにしてもらうなら有人レジに並ぶ」「セルフレジの説明を読めば問題なく使用ができる」「もくもくとセルフで会計したい」という意見が多くありました。

セルフレジは店員さんの負担を減らすために導入されましたが、まだまだ使用方法に慣れていない方もいるようです。今後はさらに利用者も店員もレジの負荷が減るようになっていくと、嬉しいですね。

また別の、スーパーをよく利用するというSNSアカウントで「即店員を呼び出し、セルフレジ操作を丸投げしようとする人がいた」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、セルフレジが設置されている店舗での勤務経験がある方に、セルフレジで即「店員を呼ぶ」ボタンを押すお客さんは迷惑かどうかを伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

なんのためのセルフレジかわからない。他の対応もあるため自分でやらないのなら普通のレジに並んで欲しい。常に店員が2名以上いればいいがそうもいかない。
（30代男性・会社員・北海道）

セルフレジを見ている人員も1人2人くらいしかいないので、できれば自分でやってみてほしい。対策としてレジ周りにセルフレジの簡単な使い方POPを貼っておく。
（30代女性・会社員・九州地方）

暇なときならいいけど、店員も忙しいので、まず自分でやれるところまでやってわからないときにほしい。
（50代女性・スーパー店員・東京都）

１人のお客さんにずっと教えていてると、他の人から呼ばれたときに対応できなくて困ることがあるから。特に忙しいときは迷惑。
（20代男性・関東地方）

セルフレジで即「店員を呼ぶ」ボタンを押す客は「迷惑と感じる」方は77票、「そうでもない」方は123票が集まりました。

そうでもないという方からは、「業務の一環だから」「分からないなら仕方がない」「他のお客さんの迷惑になるため、呼んでくれたほうがスムーズ」という意見が多くありました。

便利なセルフレジですが、操作方法が分からないと戸惑うこともあるかもしれません。しかし、操作もせず即「店員を呼ぶ」ボタンを押すと店員さんの業務を妨げてしまうことも…。まずは自分で挑戦してみて、分からないところは店員さんに聞くようにしたほうがよいかもしれませんね。

セルフレジでの違反行為について、2つの迷惑行為を紹介しました。

最初から全て店員さんに手伝ってもらう行為や、操作もせずに即「店員を呼ぶ」ボタンを押す行為は、店員さんの業務に負担をかけています。アンケート結果を見ると、多くの方がセルフレジを自分で操作していると回答していますが、一部の方は機械操作への不安や面倒さから店員さんに頼ってしまうこともあるようです。

セルフレジは店員さんの負担軽減とお客さんの利便性向上のために導入されたシステム。もちろん手の動作や視力の影響でセルフレジは困難という方は例外ですが、操作に不安がある場合でもまずは自分で挑戦してみて、困ったときだけ店員さんに声をかけるのが良いかもしれませんね。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/1/6～2025/1/7、2025/3/18〜2025/3/19
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300、200