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サザン『真夏の果実』vs. 井上陽水『少年時代』 “夏になると聴きたくなる”のは?【300人に聞いてみた】

  • 2025.5.15

5月も半ばを迎えて気温も上がり、そろそろ「夏の気配」を感じ始める季節。街中やテレビ、SNSでも“夏を感じる音楽”がチラホラ流れ始めています。

今回は、そんな夏になると聴きたくなる楽曲として、世代を超えて愛され続ける2曲、サザンオールスターズ『真夏の果実』と井上陽水『少年時代』をピックアップ! 全国の20代~60代の男女300名を対象に「“夏になると聴きたくなる”曲はどっち?」というアンケートを実施しました。

気になるそのアンケート結果とともに、2曲の魅力を深掘りします!

サザンオールスターズ『真夏の果実』と井上陽水『少年時代』ってどんな曲?

まずは、それぞれの楽曲について簡単におさらいしておきましょう。

サザンオールスターズ『真夏の果実』(1990年)

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(C)SANKEI

『真夏の果実』は、1990年7月25日にリリースされたサザンオールスターズの代表曲のひとつで、映画『稲村ジェーン』(桑田佳祐初監督作品)の主題歌としても知られています。情熱的なラブソングでありながら、切ない余韻を残すメロディと歌詞が印象的。サザンらしいメロウなアレンジと桑田佳祐のハスキーな歌声が、夏の終わりの夕暮れを思わせる1曲です。

井上陽水『少年時代』(1990年)

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(C)SANKEI

同年である1990年9月21日に井上陽水がリリースした『少年時代』は、映画『少年時代』(監督:篠田正浩)の主題歌。風鈴の音が聞こえてきそうなアレンジと、「夏が過ぎ 風あざみ〜」で始まる詩的な歌詞が、日本の夏の情景を見事に表現しています。ノスタルジーを誘う旋律は、子ども時代の記憶をそっと呼び起こしてくれます。


同年にリリースされたこの2曲。いずれも夏を思い起こさせる名曲ですが、どちらに多くの得票が集まったのでしょうか?

気になるアンケートの結果は…?

300人に聞いたアンケート「“夏になると聴きたくなる”のはどっち?」結果はこちら!

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TRILL作成
  • サザンオールスターズ『真夏の果実』:152票(50.7%)
  • 井上陽水『少年時代』:148票(49.3%)

その差、わずか4票…! ほぼ同数の得票を獲得していますが、今回のアンケートでは『真夏の果実』が若干得票数が多い結果となりました。

思わぬ接戦…!それぞれを選んだ理由は?

想像を超える白熱の大接戦となった本アンケート…。それぞれの楽曲を選んだ理由を回答者に聞いてみました。

サザンオールスターズ『真夏の果実』を選んだ理由

真夏の果実を聴くと、海辺を思い出して、夏の切ない気分になります。胸がギュッとなりますが、夏を感じられる曲だと思います。(48歳/女性)
イントロから夏の暑さの休息感を感じさせ、サビでは盛り上がるから。(47歳/男性)
夜というか夕方にこれ聴くとうわあったけーなってなります(22歳/男性)

暑さの和らいできた切ない夏の夕暮れのビーチ、その中に潜む情熱…『真夏の果実』を聴くと、そんな情景が鮮明に思い浮かぶ方が多いようでした。

井上陽水『少年時代』を選んだ理由

古き良き時代の日本の夏の思い出が目に浮かぶから(歌い方がソフトだし)(55歳/女性)
懐かしい気持ちになって青春が蘇る(30歳/男性)
心地よいイントロに癒されるし、子供の時を思い出すから(41歳/男性)

こちらは一転、自身の子ども時代を回顧してしまうといった声が多数。『少年時代』には、その旋律と歌詞にノスタルジーの要素が溢れていることがうかがえます。

静かな情熱とノスタルジー、どちらも“夏”の代名詞

結果としては『真夏の果実』がほんのわずかながらリードしましたが、「正直もう1回アンケートをとってみたら結果がわからない…」というほどに、“夏になると聴きたくなる”曲としては『少年時代』も同等の根強い人気を誇っていることがわかりました。

“青春のほろ苦さ”や“大人の恋の情景”を描いた『真夏の果実』、一方で“誰もが持つ子ども時代の記憶”を呼び起こす『少年時代』ーーいずれも1990年リリースの、まさに「平成の名曲」です。

“夏になると自然と思い出す”曲は、聴く人の年齢や体験によっても異なりますが、どちらの曲も色あせない魅力があるのは間違いありません。今年の夏は、ぜひこの2曲を聴き比べながら、自分だけの「夏の情景」を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

 


※本調査は、募集テーマへの合致度や投票者の意見を把握することを目的としており、選択肢の優劣を評価したり、特定の選択肢を推奨したりするものではありません。
※記事内の情報は執筆時点の情報です。また、コメントは原文ママ使用しております。

調査方法:インターネットサービスによる任意回答
調査実施日:2025年5月13日〜2025年5月14日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:300名