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結局『壊し屋』って何?暴力行為でアイドルイベント中止…世間は怒り心頭「どうしようもない連中」

  • 2025.5.1

2025年4月29日(火)、埼玉県越谷市のイオンレイクタウンで開催予定だった、タレント・指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」の新曲発売記念イベントが、開始目前で突如中止された。原因は、暴力を伴うトラブルの勃発と、それに連動した整理券の強奪事件である。

この一件で注目を集めたのが、「壊し屋」と呼ばれる迷惑集団の存在だ。いったい彼らはどんな存在なのだろうか。世間の反応とともに紹介していきたい。

≠MEのイベント中止…そのとき何が起きたのか

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TRILL作成 ※画像はイメージです。

この日、≠MEの新曲「モブノデレラ/神様の言うとーり!」の発売を記念したイベントが予定されていた。CD購入者を対象とした優先入場券の抽選が朝9時から行われ、会場には多くのファンが集まっていた。この優先入場券を手に入れれば、その後のライブで前方の席を確保できるという流れである。

しかし10時ごろ、状況は一変する。会場内で来場者同士の口論や混乱が発生し、その隙を突くようにして約20人の集団が特設テントに乱入。スタッフを押しのけ、数百枚の入場券を強奪するという異例の事態が発生した。

スタッフの一部は軽傷を負い、会場には混乱と緊張が広がった。主催者は即座にイベントの中止を決定。警察への通報と情報提供を行うとともに、暴力行為を行った当事者への今後のグループ関連イベントへの“出禁”を明示した。

イベントを邪魔する迷惑集団「壊し屋」とは何か

この暴挙の背後にいたとされるのが、「壊し屋」と通称される存在である。彼らはイベントそのものを破壊することを目的とし、SNSなどで集結。ファンを装って現場に入り込み、トラブルを誘発し、中止へと追い込む。

整理券や優先入場券を奪い、転売やSNSでの“武勇伝”として消費する傾向も強い。今回のケースでも、X(旧Twitter)上で「伝説の乱闘があるかも。乱闘したい人、見たい人来てください」といった投稿が事前に確認されており、計画的な犯行である可能性がほのめかされている。

こうした集団の存在は、地下アイドル界隈ではすでに広く認知されていた。ライブ中に罵声を浴びせたり、物販列に意図的に割り込んだりといった行動を繰り返し、過去にもイベント中止に追い込まれたケースが複数存在するようだ。

運営側やファン自身がとれる対策は

今回、主催者側は加害者への出禁措置、警察への情報提供、防犯カメラ映像の確認など、迅速な対応をとった。今後もイベント運営においては、多層的対策が不可欠である。

  • 身元確認の徹底:事前登録制や本人確認の強化により、悪質な来場者の排除を図る。
  • 警備の強化:警備員の増員に加え、警察との事前協力体制を構築。
  • SNSモニタリング:予告的な投稿や異常行動をAIや人力で監視し、事前対応を可能にする。

未然に防ぐことが難しい類のものではあるが、アイドルイベントはファンとの距離が近く、感情が交錯する場でもある。「考えうる対策はすべて実行しておく」姿勢が運営側には求められ、ファン自身も「不審な動きをする者がいないか」アンテナを立て、目を光らせ、異変に気づいてすぐに通報できるよう“防犯意識”を持っておくことが重要になってくるかもしれない。

「壊す者」から「守る者」

指原莉乃がプロデュースする≠MEのように、丁寧に育てられたアイドルグループが、理不尽な妨害によってその歩みを止められるという構図は、見る者に深い虚しさを残す。

実際、SNS上では今回の“壊し屋”騒動についても当然、誰もが怒り心頭といった様子であった。

  • たまったもんじゃない、全員被害者
  • 本当にどうしようもない連中
  • 今後のイベント開催にも大きな影響が出る可能性もある
  • 犯人捕まえて、厳しく対処してほしい

「守る者」すなわち良識あるファンと運営、そして社会全体が連携し、毅然と対処していくことが今、強く求められている。

 


※記事内の情報は執筆時点のものです