1. トップ
  2. 「胸糞悪すぎ」「不快感しか感じない」“ゲスすぎる脚本”に視聴者嫌悪…超一流女優「毎日悩んでいました」葛藤を抱えた作品とは

「胸糞悪すぎ」「不快感しか感じない」“ゲスすぎる脚本”に視聴者嫌悪…超一流女優「毎日悩んでいました」葛藤を抱えた作品とは

  • 2025.5.16

演技力と人柄で、視聴者にも共演者にも愛される女優がいます。今回は、そんな同業者も絶賛の名女優を5名セレクトしました。本記事では第1弾として、長澤まさみさんをご紹介します。涙や色気、時に狂気さえも演じる長澤さんの魅力とは…。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

父は元日本代表、娘はシンデレラ!“正統派ヒロイン”の誕生

undefined
(C)SANKEI

長澤まさみさんは静岡県磐田市出身。父は、ジュビロ磐田の初代監督であり、元サッカー日本代表の長澤和明さんです。

そんな名門一家の少女が一躍脚光を浴びたのは、12歳のとき。「東宝シンデレラオーディション」で当時史上最年少グランプリを獲得し、芸能界入りを果たしました。

2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』では白血病のヒロイン役に挑み、健気なスキンヘッド姿が話題に。“正統派ヒロイン”として一気に知名度を高めます。

しかしこのイメージがあまりに鮮烈だったため、その後、長く“清純派”の枠に縛られることになってしまいます。

「最悪!不快感しかない」と言われた役でアカデミー賞

さらなる衝撃を与えたのは、2020年の映画『MOTHER マザー』で長澤まさみさんが演じた“鬼母”役でした。
実際の事件をもとにした本作では、母親と幼い息子たちがラブホテルで雑魚寝するなど、背徳的な描写が続き、公開直後から大きな反響を呼びます。

なんでこんな映画見たんだろうってくらい不快感しかない」「これ胸糞悪すぎだわ「もう不快感しか感じない 子供は親を選べないって言うけど、周平は違う環境であれば幸せに生きられたんだろうなあ」と、長澤さんのあまりの怪演に感情移入してしまい、不快に感じてしまったという声も。
その一方で、「演技が上手すぎて観ていて本当に苦しかった」「ちゃんと薄汚くて、女優としての力を感じた」と、長澤さんの演技には称賛のコメントが殺到。

この熱演が高く評価され、長澤さんは「日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」を受賞。長澤さんは、演じるにあたって「本当に今までやったことのないような役柄だったので、自分のアプローチ以前に、この人をどう理解すればいいんだろうと毎日悩んでいました」と明かしています。そんななかでも「最後まで秋子の気持ちは理解できなかった」と自らが演じた役柄について言及し、「でも、本作で描かれているようなことから目を背けていたくない」と同作への覚悟を滲ませていました。

「大好きになりました…」イケメン俳優が惚れた女番長!

2024年公開の映画『四月になれば彼女は』では、長澤まさみさんは佐藤健さん演じる精神科医の婚約者・坂本弥生を演じました。

共演の佐藤さんは、「完全に、長澤さんが現場の空気を作ってくれていました。“番長”のように」と証言。ある重要なシーンの出来に納得がいかず、「昨日、家で練習したときは、もっと上手くできたのにな〜」と悔しがる彼女の姿を見て、「“家で練習するの!?長澤まさみが!?”と思って、大好きになりました」と明かしています。

ストイックな姿勢と、現場での“座長力”――ここにも、長澤さんの魅力がにじみ出ています。

“意外性”こそが武器?型にハマらない「私の作り方」

昔から「意外だね」と言われることが多かったという長澤まさみさん。そんな彼女は、「人は、自分が見たいように人を見ます。でも無理にそのイメージに合わせる必要はないと思うんです」と語っています。

コンフィデンスマンJP』のコミカルなダー子、『MOTHER マザー』の毒母・秋子、そして『四月になれば彼女は』で突然姿を消す弥生――。

すべての役に“意外な自分”を重ねながら、長澤さんは演じ、変わり続けてきました。2025年後半には『ドールハウス』『おーい、応為』と2本の主演映画が公開される長澤まさみさん、今後の活躍から目が離せません!


※記事は執筆時点の情報です