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「マジでやめて欲しい」原作ファンから批難殺到…なのに50億円超えメガヒット【至高の実写化作品】“脇でも光る”名俳優の正体は?

  • 2025.5.15

実写化作品は、原作との違いによって賛否両論が別れやすい作品であると言えます。しかし、多くの原作ファンを唸らせるほどの大ヒットを遂げた実写化作品も少なくありません。今回は、そんな“至高の実写化”作品5選をセレクトしました。

本記事で第1弾として、2024年公開の映画『変な家』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高の実写化”作品・映画『変な家』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『変な家
  • 公開日:2024年3月15日

あらすじ

 ウェブライター雨穴さんの同名小説を原作に、石川淳一さん監督、丑尾健太郎さん脚本で実写映画化されたミステリー作品。

「雨男」という名前で活動しているオカルト系の動画をメインに発信するクリエイター・雨宮(間宮祥太朗)は、ある日マネージャーの柳岡(DJ松永)からとある一軒家の間取りについて相談を受けます。柳岡はその一軒家に引っ越しを考えていましたが、間取りの一部に不可解な点があると悩んでいました。

柳岡から相談を受けた雨宮は、設計士でミステリー好きの栗原(佐藤二朗)に相談してみることに。一軒家の間取り図から次々とおかしな点を発見した栗原は、ある恐ろしい仮説を立てます。栗原の仮説に半信半疑な雨宮でしたが、一軒家の近くで発生した死体遺棄事件をきっかけに仮説の信ぴょう性が増していき―。

観客動員数396万人、興行収入50億円を突破!映画『変な家』に寄せられた声

映画『変な家』は観客動員数396万人、興行収入50億円を突破するほどの大ヒットを記録した作品です。そんな本作ですが、“実写化作品あるある”ともいえる「原作とは違う」という批判の声も一部あるようです。原作とは異なるホラー強めの内容に対し、SNSでは「原作と全然違う」「変な設定改変やストーリー改変なんて要らないんだ」「パロディみたいにするのは、マジでやめて欲しい」というコメントも見られました。

一方で、原作よりもインパクトのあるホラー要素が好評を集めているのも事実です。突然の効果音による驚きの要素、後半の“ヒトコワストーリー”など、ホラーとして見応え抜群の内容となっています。SNSでは「ホラー映画としては充分面白かったし好き」「ツッコミどころも多々あったけど、日本ホラー通りの怖さもあり、楽しめた!!」「演出も盤石でJホラーとして悪くない出来の作品」と高評価でした。

怪演を魅せた名俳優の正体

映画『変な家』でひときわ印象的だったのが、佐藤二朗さんの怪演です。独特の間合いや語り口で物語に緩急をつけ、観る者を不思議な世界へと引き込んでいきます。

佐藤さんが演じるのは、不可解な間取りに秘められた謎を追う主人公に寄り添う、少しクセのある人物です。ひょうひょうとした態度で核心を突くその演技は、ミステリーの緊張感をほどよく和らげながらも、どこか得体の知れない不気味さを残します。

SNSでは「変な家…佐藤二朗さんの演技が光る!」「二朗さん、面白すぎ!ホラーとのギャップ、最高!二朗さんのコメディセンス、本当にすごい!」「佐藤二朗さんのクセのあるキャラが最高」と絶賛の声が見受けられました。

ゾクゾクする恐怖が味わえる映画『変な家』

一見何の変哲もない「間取り図」から、驚愕の真実が浮かび上がっていく斬新なストーリーが話題を集めた映画『変な家』。原作小説では、続編となる小説『変な家2 〜11の間取り図〜』が発売されています。映画同様、痛快なテンポで背筋がゾクゾクするような恐怖を味わえるので、映画を気に入った方は小説もチェックしてみるのがおすすめです。

まだ映画『変な家』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『変な家』に興味を持っていただけた方は、“不可解な間取り図に潜む恐怖”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です