1. トップ
  2. 「史上最高傑作なんじゃない?」実写化の常識を覆す“異例の大ヒット”…原作ファンを唸らせた最大の要因とは?

「史上最高傑作なんじゃない?」実写化の常識を覆す“異例の大ヒット”…原作ファンを唸らせた最大の要因とは?

  • 2025.5.16

実写化作品は、原作との違いによって賛否両論が別れやすい作品であると言えます。しかし、多くの原作ファンを唸らせるほどの大ヒットを遂げた実写化作品も少なくありません。今回は、そんな“至高の実写化”作品5選をセレクトしました。

本記事で第2弾として、2017年公開の映画『銀魂』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高の実写化”作品・映画『銀魂』

undefined
(C)SANKEI
  • 作品名:映画『銀魂』
  • 公開日:2017年7月14日、2018年8月17日

あらすじ

空知英秋さんの同名漫画を原作に、福田雄一さん監督、脚本で実写映画化されたSF時代劇ギャグ作品。

舞台は、地球人と宇宙人の天人(あまんと)が共に暮らす江戸時代末期の日本。絶大な力を持つ天人からの支配から逃れるため、地球人は戦争を始めたものの、数多くの犠牲を出して敗れてしまいます。地球が再び反乱を起こさぬよう、天人は廃刀令を布告。これにより、侍たちは衰退の一途を辿りました。

そんなな中、その昔“白夜叉”と恐れられるほどの侍であった坂田銀時(小栗旬)は、志村新八(菅田将暉)や居候の神楽(橋本環奈)と共に万事屋を営んでいました。奇想天外な日々を過ごすなか、万事屋にかつての同志・桂小太郎(岡田将生)が行方不明となった知らせが入ります。その事件の裏には幕府転覆を企む者の影も潜んでいることを知った銀時は、仲間や国の危機を救うために動き出すのでした―。

シリーズ累計560万人以上を動員!映画『銀魂』の見どころは?

映画『銀魂』は、公開からわずか8日間で観客動員数100万人を突破。翌年に公開された実写映画2作目となる映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』を含めると観客動員数560万人を突破し、異例ともいえる大ヒットを記録しました。

そんな映画『銀魂』ですが、SNSでは「実写化史上最高傑作なんじゃない?」「本当に最高な実写をありがとう」「史上最高に原作愛に溢れる最高の実写版だ!」など絶賛のコメントが続出。

特に、好評の声が多かったのは、豪華キャスト陣の快演。コスプレ感がほとんどなく、超個性的なキャラクターたちを振り切って演じた俳優陣の高い演技力によって、まるで原作から飛び出してきたかのような印象を与えました。

SNSでは「実写銀魂はキャスト陣がマジではまり役ばっかりで最高」銀魂の実写キャストみんながキャラクターにピッタリすぎてもう好きです」と称賛の声が多く見受けられました。

実は、漫画『銀魂』は打ち切りの可能性があった!?

原作である漫画『銀魂』は、連載初期に打ち切りされる可能性があったという驚愕の過去がありました。漫画『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』、『BLEACH』などが人気を博すタイミングに連載がスタートした本作。読者アンケートの上位陣は軒並み大ヒット作品で、新作の漫画『銀魂』は下位になることがほとんどだったそうです。

そんな中、魅力あふれるキャラクターや爆笑必至のギャグ要素、心を揺さぶられるストーリーなどが話題を呼び、徐々に人気を集めていきます。結果的に大ヒットを記録し、雑誌『週刊少年ジャンプ』の看板作品となりました。作者である空知さんは、「よく生き残れたなと思います」と当時を振り返っています

まだ映画『銀魂』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『銀魂』に興味を持っていただけた方は、“笑って泣けるギャグコメディ”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です