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大学生「私が生まれる前の本です」私「勝手に瀕死」まさかのワケに「ついこの前やん」いつまでも実感がない」

  • 2025.5.26
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

職場や趣味のサークルなど異なる年齢の人が集まる場でしばしば感じるジェネレーションギャップ。親子ほどの年齢差ではもちろん、ほんの数年年齢が違うだけでも習慣や文化、ルールに違いを感じることも多いでしょう。

はち(@8HachiHuit)さんが、「思いがけないジェネレーションギャップ」についてX(旧Twitter)に投稿し、「ついこの前やん!な昭和世代です」「もう21世紀初頭でもないんですよね…」と注目を集めています。

いったいどんな場面でジェネレーションギャップを感じたのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

現在大学生の方はおおよそ20歳ですので、確かに2003年は「生まれる前」。学生さんは何も間違っていません!

ですが、これは今の30~40代以上の方にとって、精神的ダメージがかなり大きな事実ではないでしょうか!?

例えば40代の方が「古い」というとご自身が生まれた1980年代以前のものをイメージするでしょうが、20歳の方たちの「古い」は2000年代。少し年配の方は「そうか…自分たちが青春を過ごした2000年代はもう古いのか」と現実を突きつけられた気持ちになるでしょう。

時の流れはあっという間です。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

まって!?2003年!?

---この事実に衝撃を受ける人は多いでしょう。ゼミではどのような学問を教えられているのでしょうか?

大学4年生を対象としたゼミで、西洋文化に関する卒業論文を指導しています。
良い論文を書くには、信憑性の高い資料選びが重要です。ゲームで例えるならば、SSR(スーパースペシャルレア)のレアカードを揃えておくようなものだということで、学生の皆さんには卒業論文で扱う予定の書籍から各自一冊「これだ!」と思うものを選び、15分程度のプレゼンテーションをしてもらいました。後で参考文献リストにも利用できるよう、こちらで用意したシートに必要事項を記入し、それに沿って本の紹介をしてもらうという課題です。

---とても学びの多い時間ですね。学生さんの発言を聞いた時のお気持ちを改めて教えてください。

実際のやり取りは次のようなものでした。
学生さん「私が選んだ本は、さっきの子が紹介した本(2023年出版)よりも古くて…」
私(そうなんだ、古い本なんだ。1980年代とかかな?)
学生さん「私が生まれる前に書かれたんですよ。2003年の出版です」
私「まって!?2003年!?…いや、あなたは何も悪くないけれど、ちょっと先生にはショックが大きかった…。では発表を続けてください」
受講生の皆さんは20代なのにしっかりしていて、熱心に研究に打ち込んでくれているので、自分よりもずっと若いことを失念してしまった次第です。

---若い方と触れ合うのは、ギャップを感じることがありつつも、刺激的で楽しそうです。

歴史上の人物を見るような目をされた

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

2003年なんてついこの前やん!な昭和世代です
もう21世紀初頭でもないんですよね…
いつまでも実感がない
「私が生まれたのは沖縄返還の年です」と言って、歴史上の人物を見るような目をされたことならあります。
感覚的には「つい昨日」な「貿易センタービルが崩れた日」より後に生まれた子達なのですよね。

世代が異なればジェネレーションギャップはあって当然で、それが悪いことではありません。むしろお互いの違いを知れるチャンスと捉え、若い人からは今のトレンドや効率的なやり方を、年配の方からは豊富な経験などを学びたいですね。

取材協力:はち(@8HachiHuit)さん