1. トップ
  2. 「奥からはやめて!」スーパーでの行動に賛否「売り場がぐちゃぐちゃになる」「ついやってしまう」

「奥からはやめて!」スーパーでの行動に賛否「売り場がぐちゃぐちゃになる」「ついやってしまう」

  • 2025.5.8
undefined
出典:Photo AC ※画像はイメージです

スーパーなどでは、どのようなことを意識して商品を選んでいますか。「できるだけ新鮮なものを」「お得なものを」など、さまざまなポイントがありますが、商品の選び方によっては、周りの人を困惑させてしまうことも。

SNSでは、「スーパーで、手前にある商品を無理やりどかして、奥の方から取っている人がいた。ほかの商品を適当に戻していたので『やめてください』と言ったところ『賞味期限が新しいのを取りたい』と言われて頭にきた」といった趣旨の投稿が話題になっています。

同じような場面に遭遇した人も多く、「迷惑」といった声が多数寄せられました。しかし一方で、「めったに買い物に行かないので」「夫婦2人だけだと…」など、賞味期限の長いものを選んでしまうという人も。

はたして、「賞味期限が長い商品を選んで取る行為」について、多くの人はどのように考えているのでしょうか。SNSの声を中心に紹介します。

私も遭遇したことがあります!

環境省では、2021年6月から、食品ロス削減に向けて「てまえどり」を呼びかける取り組みを行っています。「てまえどり」とは、購入した後にすぐ食べる場合、商品棚の手前に並んでいる販売期限の迫った商品を優先的に選んで購入することです。

「てまえどり」を意識することで、販売期限が過ぎて廃棄されてしまう“食品ロス”を削減する効果が期待できるとのこと。黄緑色の背景に「すぐに食べるなら、手前をえらぶ。『てまえどり』にご協力ください」と書かれた表示を見たことのある方もいるでしょう。

しかしながら、「よく見る光景」との声もあったように、奥から賞味期限の長い商品を選ぶ人は少なくないようです。

  • 食品ロスを減らそうという意識が微塵もない
  • 陳列された商品を乱したまま放置する人いますよね。
  • 奥から取ったときは他の商品を元に戻さないと、後から来たお客さんの迷惑

陳列棚を乱すことにも不快感を感じますが、不必要に商品を触る行為もやめてほしいとの声も。

  • 買わない商品をベタベタ触らないでほしい。
  • 後ろの商品を掘り起こすために、手前の賞味期限の近い商品を別の陳列棚に出している人もいた。
  • 最初に触ったものを持って行ってほしい。

「少しでも日持ちする物を取りたい気持ちはわかります」という意見もありましたが、目先の安心感だけで商品を選ぶ行動には、もう少し配慮が必要かもしれません。

  • それまで食べないなら、食べるときに買えばいいのに。
  • 廃棄が増えて商品の価格が高くなることもあるのに。
  • どうせ奥から取ったって、賞味期限1週間も違うわけじゃないのに。

スーパーの店員さんからは

スーパーの店員さんからしても、奥の商品を出したいがために陳列棚を乱される行為は困ってしまうとのこと。

  • 品出し経験者から言わせてもらうと、めちゃくちゃ迷惑です。新しい物と古い物を中腰になって入れ替えるのが大変
  • 牛乳や肉などでもあることで、奥から取ってもぐちゃぐちゃにされたままのことが多い。
  • 裏に賞味期限のある商品は、裏返したままのときもあります。
  • 賞味期限の古い物が中に入ってしまい、期限切れになることもある

こうした声からは、買う側のちょっとした行動が、売る側の手間や商品のロスにつながっていることが伝わってきます。

なかには、対策をしている店舗もあるようです。

  • 新しく入荷したら、その前に置いていたものを3%値引きするスーパーがあります。
  • スーパーでは「手前どりをお願いします」などの表示もありますよね。

奥から取るときはありますが…

一方で、奥から商品を取るときもあるというコメントも少なくありませんでした。

  • すぐに食べないときは後ろから取るときもありますが、ぐちゃぐちゃにならないように気を付けています
  • めったに買い物に行かないので、賞味期限を計算して買うことがあります。
  • 夫婦2人だけだとなかなか使い切れないので、1日でも長い期限のものを奥から取ります
  • 今日使うものは手前から取りますが、数日後に使う予定のものは期限見て長いのを選んでます

また、自分のもの以外の買い物をする人にとっては、より長く保てる商品を選ぶのが自然な配慮ともいえるでしょう。

  • 一人暮らしの実母のところに週に1〜2回買い物したものを届けているので、奥から取ってしまいます
  • ヘルパーをしており、利用者さんの買い物は当日食べられるか分からないので、賞味期限の長い物を買います

「それぞれのライフスタイルに合わせた買い方をしよう」とのコメントもあるように、一律に“奥から取るのは良くない”と決めつけるのではなく、状況に応じた選び方を認め合う視点も大切なのかもしれません。

ただし、奥から取る場合でも「商品を丁寧に戻しています」「棚がぐちゃぐちゃにならないように気を付けています」といった声があるように、周りに配慮した行動を忘れてはならないでしょう。

みなさんはどう考えますか?

今回は、「スーパーで賞味期限の長い商品を選んで取る行為」に対する世の中の人の考えをご紹介しました。

商品を選んで取る際に陳列棚を乱してしまう人も多いようで、「ベタベタ触らないで」「入れ替えが大変」など、お客さんからも店員さん経験のある人からも迷惑との声が見られました。

しかし一方で、頻繁に買い物できない人や、家族の人数が少なくて食べきれない人などからは、「賞味期限を計算して買っている」というコメントも寄せられていました。

賞味期限を気にする気持ちは誰にでもあるものですが、必要以上に棚を乱したり、他の人の迷惑になるような行動は避けたいところです。

また、賞味期限が近い商品が売れ残ってしまうと、まだ食べられるのに捨てられ、食品ロスや価格の上昇につながることもあります。無理のない範囲で意識して選ぶことが、そんな無駄を減らす一歩になるかもしれません。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか?