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「ガッカリ」「絶対ダメだろ」“ラストの展開”に苦言…?それでも“異例の大ヒット”を記録した「日本映画の最高峰」と大絶賛の秀作

  • 2025.5.27

ストーリー・構成・演出・映像・音楽などがどれも一級品で、多数の高評価を獲得した作品たち。今回は、そんな“至高の映画”作品5選をセレクトしました。

本記事で第5弾として、 2024年公開の映画『侍タイムスリッパー』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

至高の映画『侍タイムスリッパー』

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『侍タイムスリッパー』
  • 公開日:2024年8月17日

あらすじ

時は幕末、会津藩士の高坂新左衛門(山口馬木也)は長州藩士の山形彦九郎(庄野﨑謙)を殺害するよう密命を受け、京都の西経寺の前で待ち伏せをしていました。山形を見つけた高坂は勝負を挑んだものの、刀を交えた瞬間落雷によって現代へとタイムスリップしてしまいます。

京都の時代劇撮影所で目を覚ました高坂は、セットに頭をぶつけてしまい病院へと運ばれます。病院の窓から見知らぬ風景が目に飛び込んできたことで、思わず病院を飛び出してしまう高坂。街のポスターから現在が140年後であることを知った高坂は、江戸幕府が滅亡したと悟って自殺をはかるのでした―。

第48回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を受賞!映画『侍タイムスリッパー』の見どころは?

映画『侍タイムスリッパー』は、安田淳一さんが監督・脚本を務めたオリジナル映画。第48回日本アカデミー賞において、映画『ラストマイル』『正体』などの名作を抑え、最優秀作品賞を受賞しました。自主制作映画では異例となる、安田監督の脚本と時代劇愛に感化された「時代劇の聖地」・東映京都の全面協力のもとで撮影が行われています。

そんな映画『侍タイムスリッパー』は、とにかく脚本が面白いのが見どころ。本物の侍が時代劇の斬られ役として生計を立てるという斬新なストーリーが、思わず笑ってしまうユーモアたっぷりのギャグを織り交ぜながら展開されていきます。また、時代劇を届ける者たちのこれまで見ることのなかった努力や苦悩も垣間見られ、気付くと心が揺さぶられてしまうところも魅力です。

クライマックスに差し掛かるシーンで高坂と風見が「真剣(しんけん)」を使って演じたいと申し出た展開には「それ絶対ダメだろってなってしまった」「ガッカリ」といった厳しい声も。

しかし、多くは「笑えて泣ける絶妙なバランスが魅力で、とても楽しめた」「低予算ながら丁寧な作りで、役者の自然な演技がキャラクターに深みを与える「日本映画の最高峰」と絶賛の声で溢れていました。

上映館が1館から251館へ?!映画『侍タイムスリッパー』

製作費2600万円という低予算・オリジナル脚本でありながら、興行収入10億円を突破した映画『侍タイムスリッパー』。池袋シネマ・ロサの1館のみでの公開から、口コミによって注目が集まった影響で全国251館での上映が決まりました。

監督を務めた安田さんは、本作の制作にあたって時代劇の真骨頂である“殺陣”に力を入れていたようです。ラストでは、思わず息を呑むような戦闘シーンで作品が締めくくられます。

まだ映画『侍タイムスリッパー』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『侍タイムスリッパー』に興味を持っていただけた方は、“笑いあり、涙ありの時代劇”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です