「美化されすぎ」不妊治療、体外受精、流産…“生々しい脚本”に苦言殺到…“迎えた結末”に視聴者「そんな簡単に…」「考えさせられる」

「隣の家はかわいい子どもが2人もいて幸せだろうな」「上の階の夫婦は、いつも二人で買い物。仲良し夫婦でうらやましい」など、自分以外の家族がやけに幸せに見えてしまうことありませんか？実は、どこの家族も違った形で同じ思いを抱えています。一番近くにいる大切な人を見失わないために、今【夫婦で見たい名作】ドラマ3選をセレクトしました。

本記事では第1弾としてドラマ『隣の家族は青く見える』をご紹介！2018年の1月期、毎週木曜22時より放送されていたドラマ『隣の家族は青く見える』。集合住宅で暮らす数組の夫婦の物語を通じて、思わず自分と重ねてしまうかも…。ぜひ、夫婦で一緒に見てほしいドラマです！

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

集合住宅で繰り広げられる4組夫婦のストーリー。それぞれの葛藤、一喜一憂を描いたヒューマンドラマ

作品名：ドラマ『隣の家族は青く見える』
放送期間：2018年1月18日～3月22日

あらすじ

集合住宅コーポラティブハウスに住む4組の夫婦が、それぞれの悩みを抱えながら成長していく物語。松山ケンイチさん演じる大器と深田恭子さん演じる奈々の妊活に励む夫婦の周りには、事実婚カップル、同性愛男性カップル、子ども2人で夫が失業中の夫婦がそれぞれ悩み、葛藤しながら生活しています。4組ともそれぞれに理想の家族像を持ちながら、現実にはそううまくいかないことを目の当たりにして、隣の夫婦の状況がうらやましくも見えてしまう。

4組の夫婦は、果たしてそれぞれの理想の家族を築いていけるのか？

見たいけど、手で目を覆ってしまうほどリアルなシーン…現実感と理想論に賛否の声

ドラマ『隣の家族は青く見える』は、現代の夫婦、家族の形の多様性を描いているドラマです。傍から見ると幸せそうでうらやましく思える夫婦や家族も、見えない悩みや秘密を抱えていますよね。それらをリアルに再現した内容に、夫婦や家族で共感する声が多いドラマとなっており「自分の夫婦のあり方を見つめなおすことができた」「意外と自分は幸せなのかも」との声が集まっているようです。

このドラマを絶賛する声には「当たり前にある幸せは当たり前ではないこと、忘れたくないです」というコメントや「それぞれの家族、愛の形があって、みんな何かしら抱えてて、それぞれの夫婦がそれぞれの幸せを持っていることがわかる」など、夫婦には決まった幸せの形がなく、今ある幸せに気づけるドラマといえるようです。

また、不妊治療を本格的に始めたい奈々が、夫・大器に「一緒に病院へ」と声をかけると「え？俺も？」というシーンや、子どもをほしいと思いつつどこか他人事な夫の言動に、「夫婦間の温度差がリアルすぎる」と共感を集めています。

一方で、主人公夫婦が、体外受精を経てやっと授かった赤ちゃんを流産してしまうシーンは、妊活を実際にしている視聴者から「強調されすぎててみるのがつらい」という声も。

最も賛否があったのは物語の最後。最終回では夫婦2人で生きていく決意をして、ハッピーエンド風に終了しました。しかし、出口の見えない妊活、つらい不妊治療の末、子どもができなかった結末に大きな賛否両論が集まっています。「そんな簡単に子どもを諦められないよ？」「夫婦2人で生きていくことが美化されすぎ」という声の一方で「夫婦2人で生きていく幸せもあるよね」「本当にいいドラマだな。 出産は奇跡なんです」「本当に考えさせられるドラマ」と共感する声も多く見受けられました。

ドラマ『隣の家族は青く見える』から生まれた数々の名言

ドラマ『隣の家族は青く見える』では、現代の夫婦や家族の“リアル”が描かれているだけに、セリフの端々がグサッと刺さるといわれています。ドラマから生まれた数々の名言をピックアップして紹介します。

「普通とか普通じゃないとか、そういう表現やめません？」（大器）

「事情が変ったんだからしょうがないでしょう。事情が変ったり立場が変ったりすれば、言うことややることが変わるのは当然なのよ」（聡子）

「誰だってそうですよ。自分が信じてきた価値観を覆すのは、勇気がいります」（渉）

現在、日本の夫婦は3組に1組が離婚するとも言われ、非常に離婚率が高くなっています。他人には順風満帆に見えても、ただ離婚していないというだけで、お互いに大きな不満を抱えている夫婦は多いのかもしれません。

自分の本音をパートナーに伝える勇気や、今の夫婦関係を見つめなおすきっかけになるドラマ『隣の家族は青く見える』。ぜひ、大切なパートナーと見てみてください。

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