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子どもが何歳のときに《性教育》をする…半数以上が合致した年齢は? 話すタイミングについても解説!

  • 2025.4.18

子どもへの性教育は何歳からの人が多い?

子どもへの性教育は何歳からの人が多い?
子どもへの性教育は何歳からの人が多い?

子どもを持つ方は、子どもへの性教育について、「いつから始めるべき?」と一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。デリケートな問題なので、ママ友や友達に直接相談することも、なかなかできないはず……。

しかし、子どもが傷つけられないよう、そして誰かを傷つけることがないよう、性教育は避けては通れない道といえます。ただ、性教育をするかどうか、何歳でするかなどは、家庭によって異なるもの。“これが正解”というものがないので、悩むのも無理はありません。この記事では、子どもへの性教育について、踏み込んでいきます。

「BIGLOBE」が行った“性に関する調査”結果を参照しながら紹介していきます。調査は2023年6月1日~2日、全国の20代〜50代の男女1000人を対象にしたものです。

「子どもへの性教育は小学生から? 中学生から? それとも?」という質問に対して、最も多い回答は「10~12歳(小学校5・6年生)」で37.6%、次に多いのが「12~13歳(中学1年生)」で23.4%でした。「10歳以下」と回答した方は19.6%おり、12歳までに性教育をするべきだと考えている人が、全体の50%以上を占めることになります。

この結果から、子どもへの性教育を早めに始めるべきだと考えている親が、多い傾向にあることが分かりました。とはいえ、いつどのタイミングで、どのように性について子どもに話せばよいのか、イメージがつかない人も多いはず。ここからは、性教育をした経験がある人が、自分の子どもに性について話したタイミングを紹介します。

性について話すタイミング

子どもに性教育を始めるタイミングは、一度きりの「性教育の授業」ではなく、日常の中で少しずつ積み重ねていくことが理想です。では、具体的にいつ・どんな場面で話すのが自然なのでしょうか?以下に代表的な5つのタイミングをご紹介します。

1:トイレトレーニング中 トイレトレーニング中は、性教育の第一歩ともいえる重要なタイミングです。男の子と女の子の体の違いや、「プライベートゾーン(人前で見せたり触らせたりしない部分)」について教える絶好の機会といえます。3歳前後は、自分の体の変化に興味や理解を深める時期なので、素直に話を聞いてくれるでしょう。

2:一緒にお風呂に入るとき 親子でお風呂に入る時間も、自然な性教育のチャンスです。お風呂に入る際に、パパやママと自分の体の違いに気づき、質問してくる子どももいるでしょう。子どもの「なんで?」といった疑問に、シンプルで分かりやすい言葉で答えてあげることが大切です。

3:子どもから性や命について聞かれたとき「赤ちゃんはどうやってできるの?」「私はどうやって生まれたの?」このような質問を子どもからされたときこそ、性教育のチャンス。性に興味を持った子どもは、両親の答えに真剣に耳を傾けます。このタイミングでは、年齢に応じた表現で、命の大切さも含めて伝えることが大切。正しい知識をやさしく話すことで、子どもは“性=恥ずかしいこと”ではないと感じられるようになるのです。

4:性について学校で習うタイミング(小学校高学年) 小学校高学年になると、学校でも性や体の変化についての授業が始まります。「学校でどんなことを習ったの?」と切り出し、性について親子で話し合う家庭もあります。ただ、この時期の子どもは性に敏感。そのため、親と性の話をするのが恥ずかしいと思う子どもがいるのも事実です。子どもの様子や反応によっては、話さないほうが良いパターンもあるため、注意しましょう。

5:子どもに好きな人や恋人ができたとき 子どもに好きな人や恋人ができたタイミングも、思春期以降の性教育の大切なタイミングです。この時期は、避妊や同意についての話が必要になります。相手を大切にすることの意味、自分の心と体を守る方法などを、親目線から真剣に話せるチャンス。普段から性に関して話しやすい関係を築いておくことが、将来的なトラブルの予防にもつながるのです。

何歳で性教育するのがベスト?

性について子どもと話すタイミングは、子どもが性に興味を持つ時期や、家庭によって異なるため、「〇歳が正解!」と答えを出すのは難しいでしょう。ただ、いつ始めたとしても、性教育が早すぎることはありません。3〜6歳ごろの未就学児のうちに、日常会話の中で性教育を始めれば、性に対する恥や偏見をなくしたり、自分の体を守る力を育てたりすることにもつながります。

実際、小学校高学年やそれ以上になると、親と性に関することを話したくないと考える子どもが増えるもの。未就学児のうちから性教育を開始し、年齢に合わせて必要な情報を継続して伝えていけば、自然と正しい知識が身につくでしょう。

【まとめ】調査結果などを通してみると、子どもへの性教育を小学校高学年までにしておきたい、と考える親が多い傾向にあることが分かりました。ただ、子どもの成長や興味関心については、一人ひとり異なります。自分の子どもに適したタイミングで性教育をするのがいちばんですが、できれば3歳前後から始めるのがベスト。いつ子どもに性に関する質問をされても答えられるよう、準備しておくことも大切といえるでしょう。

(杉山ゆい)

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