スーパーで、私のカゴに入った『お惣菜』に「ずっと狙っていたから返して」女性客の『無茶な要求』に困惑

日常生活で、とんでもない非常識な人によるトラブルに巻き込まれたことはありますか？
今回は、筆者の友人が「意味が分からない文句にどう対応すればいいのか分からなかった」と愚痴をこぼしていた、迷惑客とのトラブルエピソードをご紹介します。

割引されたお惣菜

ある日、私がいつも通っているスーパーで買い物をしていたときの出来事です。

ふと通ったお惣菜のコーナーで、割引されていたお弁当やお惣菜を発見。

仕事帰りで疲れていたこともあり、『安くなっているし夕飯はこれでいいか』と数種類カゴに入れました。

そのまま買い物を続けようとすると、私の前に立ちふさがったのは70代くらいの女性客。

厳しい目でこちらを睨んでいて『何かしてしまったかしら？』と焦っていると、とんでもない発言が！

「私が先に狙っていたお惣菜よ」
「ちょっと目を離した隙にあなたにとられた」
「私のものだから返して！」

そう言って私のカゴから強引にお惣菜を奪おうとしてきたのです！

明らかな横取り行為に戸惑いつつも『私がとったので』と拒否すると、ブチギレる女性客。

「私のものって言っているでしょ！」
「話が通じないの？」
「早く渡しなさいよ」

まるでこちらが悪者と言わんばかりの態度をとる女性。

ほかのお客さんからの視線も感じて、とにかく恥ずかしくて仕方ありませんでした......。

幸い、近くにいた店員さんが一部始終を見ていたようで、すぐに私たちのもとへ。

「先に手に取ってカゴに入れたのはこちらのお客様ですので」
「ほかのお客様の迷惑になるような行動はお控えください」

店員さんが毅然とした態度で言ってくれ、ようやく周りのお客さんからの視線にも気づいた女性客。

渋々お惣菜を私のカゴに戻し、そそくさとその場を去っていき、何とかトラブルは収まりました......。

店員さんが来てくれて安心したものの『まさかこんなトラブルに巻き込まれるとは』と何だかモヤモヤした出来事でした。

それから『またあの女性客と会ったらどうしよう』という不安から別のスーパーを利用しています。

いずれはあのスーパーで買い物をしたいですが、またトラブルに巻き込まれたらという恐怖から勇気が出ません......。

【体験者：20代・女性パート主婦、回答時期：2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。