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子どもたちと外食 → 4万円の焼き肉代は、バイトの私持ち!? 一番食べて『知らん顔の夫』に、モヤッ

  • 2025.4.9

筆者の友人Aの話です。
結婚当初から、夫が渡してくるのは最低限の生活費だけ。
自由に使えるお金がなく、Aはアルバイトでやりくりをしていますが──。

画像: 子どもたちと外食 → 4万円の焼き肉代は、バイトの私持ち!? 一番食べて『知らん顔の夫』に、モヤッ

「生活費だけ」の結婚生活の始まり

Aの夫は、よく言えば昔気質な亭主関白タイプ。
結婚当初から家計を握っているのは夫で、Aに渡されるのは最低限の生活費だけでした。

夫の給料がいくらなのかもわからず、「生活費が足りない」と言っても基本的に増やしてはもらえません。
必要な物はレシートを出せばお金を返してもらえる【申告制】。
しかも、新婚当初から渡される額はほとんど変わっていないのです。

子どもが巣立ち、夫婦ふたりの暮らしに

当然、Aには自由に使えるお金はなく、自分の化粧品代や交際費、急な出費などはアルバイトで補っています。
息子は東京で就職、娘も結婚し、今は夫婦ふたりの生活。

子どもたちが家を出てからは生活費もさらに削られ、【二人なら足りるだろう】と言わんばかりでした。

そんな中でも、年に数回子どもたちが帰省してくるのは、Aにとって楽しみな時間でした。
家族そろっての外食は特別で、Aも心待ちにしていたのです。

たくさん食べて、知らん顔

しかし、会計時には現実に引き戻されます。
夫は店選びを張り切って高いものを注文し、一番よく食べるのに、なぜか支払いは毎回A。

払おうという気すらない様子に、ため息がこぼれます。
生活費の買い物ならレシートを出せば返してもらえるのに、家族での外食代だけは頑として出してくれないのです。

ある日、娘夫婦と夫との4人で焼き肉を食べに行ったときのこと。
会計は4万円を超えていましたが、夫は迷いなく伝票をAに渡し、さっさと車に乗り込んでしまったのです。

見かねた娘の夫が
「お義母さん、自分たちの分は払いますよ」
と申し出てくれましたが、Aは
「そんなことさせられない」
と断るしかありませんでした。

夫が支払うならともかく、娘婿に負担させるわけにはいかない……。
ため息をつきながら、財布からカードを取り出しました。

今日も私は財布を開く

夫が支払いをしないことに腹が立つのはもちろんですが、Aはふと自分に問いかけるのです。
「結婚当初から夫のこういうところを放っておいた私が悪かったのかな……」

何十年も続いたこの生活は、今さら変えるのも難しそうです。
でも……。私だけがいつも支払うのは、やっぱりおかしいですよね?

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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