トム・クルーズ、ブラッド・ピットの運転テクニックにお墨付き

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』（1994）でブラッド・ピットと共演したトム・クルーズ。撮影中の不和も囁かれた2人だが、実際は一緒にゴーカートに行くなど良い関係だったようだ。最新作『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』をプロモーションのため、シネマコンに参加したトムが、映画『F1／エフワン』の公開を控えるブラッドの運転テクニックを称賛した。

「ブラッドが、ジェリー・ブラッカイマーとジョセフ・コシンスキーと新作でタッグを組んでいます。この夏の公開が待ちきれません。きっとすごい作品になります。ブラッドの運転を見られるのはうれしい。彼は運転がとても上手なんです。本当です。彼とレースをしたことがある。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の撮影をしていた時、ゴーカートで競争しました。撮影が終わるとゴーカートに行き、文字通り一晩中レースをしていたんですから」

ブラッドが伝説的カリスマF1レーサーに扮する『F1／エフワン』は、F1の全面バックアップを得て制作。『トップガン マーヴェリック』（2022）のジョセフ・コシンスキー監督と、同作のプロデューサーで、トムの主演作など超大作を数多く手がけてきたジェリー・ブラッカイマーが再びタッグを組むことでも注目を集める。キャストは数カ月の厳しいトレーニングを積み、F1カーを実際に操縦するなど限界までリアルを追求。世界チャンピオンの称号を持つ現役スターF1レーサー、ルイス・ハミルトンがプロデューサーに名を連ね、脚本執筆プロセスに自ら参加するほか、エンジン音にまつわるところまで徹底的にこだわったという。

なお、ブラッカイマー製作の『デイズ・オブ・サンダー』（1990）で、自身もNASCARドライバーを演じたトムだが、巷で想像されているよりも、ずっとブラッドと親しいのかもしれない。昨年、ブラッドと親しく、また悪戯好きでも知られるジョージ・クルーニーが、ブラッドの名を語ってトムに手紙を書き、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の続編で自分がトムの役どころを演じたいと打診したと告白。トムは見事に引っ掛かり、何も知らないブラッドの元に電話をかけたと楽しそうに明かしていた。

Text: Tae Terai

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